宇宙皇子 妖夢編 6 (角川文庫 ふ 3-60)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653609

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  • 道鏡の妖力に敗れた宇宙皇子は、みずからも妖力を身につけようと十二神将を呼び出し、彼らとの戦いに勝利することで彼らを従えようとします。そしてついに十二神将を配下に収めた宇宙皇子は、その修業の成果を試すため、東大寺に建立された廬舎那仏に戦いを挑みます。

    一方道鏡は、みずから天皇の地位に就こうという野心をむき出しにします。宇宙皇子は、そうした道鏡の動きに危惧の念を抱く和気清麻呂に働きかけ、称徳天皇が道を誤ることの内容、神の信託を正しく伝えてほしいと訴えます。その結果野望を頓挫させられた道鏡は、いよいよ金剛山に武力を差し向け、ふたたび宇宙皇子と戦うことになります。

    魚飼をめぐる謎など、やや取って付けたようなエピソードが入り込んでいますが、ひとまず道鏡との戦いに決着がつけられることになり、ある程度すっきりした読後感が得られました。

  • 苦須里が…田加良が…。
    また一つの戦いが終わり、新たな時代が始まる…。

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著者プロフィール

脚本家、小説家、放送作家。慶應義塾大学文学部国文学科卒(1958年)。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。京都嵯峨芸術大学客員教授。特撮作品やアニメーションの脚本家として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『突撃! ヒューマン!!』『サンダーマスク』、『マジンガーZ』『六神合体ゴッドマーズ』『宇宙戦艦ヤマト』など多くの作品に携わり、小説家として累計1,000万部を売り上げた『宇宙皇子』シリーズなど。

「2015年 『今は昔“言霊”(メッセージ)あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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