最後のディナー (角川文庫 し 9-6)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 417
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041682067

感想・レビュー・書評

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  • 読んだはず。
    ただ昔すぎて記憶が曖昧。

  • なんか切なかった・・・。

  • 里美ちゃんは不思議な子だなあと思います。天真爛漫のように見えて、どこか影があって。その里美ちゃんに石岡くんがあの人の面影を見出してしまうのは仕方のないことかもしれません。

    『大根奇聞』では、僧侶と少年を救うため、罰を受けるのを覚悟で一面灰に覆われた畑から大根を引き抜いてきた老婆の姿とその結末に感動しました。

    『最後のディナー』では、NOVAに通う石岡くんという面白い姿が見られながらも、断絶した父と子の関係をせつなく描写していて、とても素敵な作品です。写真がみつかるといいなあと思いながら、胸がいっぱいになり、本を閉じました。

  • えー!!石岡くんこんなだっけ?!
    頼りない不器用キャラは好きだったけど、おじさんになってるのに大学生に胸キュンはキツイぜ!
    学生時代に御手洗潔シリーズ全部読みしたけど、今読むのとまるで印象が違う。
    最初からまた読んでみようかな。若い石岡くんなら微笑ましいんだけど、同世代の石岡くんはなんか許せなかった笑

  • 本編を見たいかもしれない

  • 龍臥亭で出会った里美と石岡に新たな事件が降りかかる。上京してきた里美に勧められるままに、英会話学校に通うはめになる石岡。そこで知り合った孤独な老人と親交を深める。しかしイヴの夜に里美と三人で囲んだ晩餐を最後に、彼は帰らぬ人となった。あの夜、彼が取った謎の行動の意味とは…?表題作「最後のディナー」ほか全三編を収録。心が痛むほどの透き通った愛を描いた、「御手洗シリーズ」珠玉の短編集。

  • 目次
    「里美上京」
    「大根奇聞」
    「最後のディナー」
     『最後のディナー』の背景 島田荘司

  • なんか読んだ覚えはあるんだけど、内容は覚えてなかったので、読み直してみた。

    読者にはすっごい人気のあるらしい、最後のディナー。
    御手洗物っていうか、御手洗っていうか、石岡君と里美ちゃんの話ですね。

    うぅーん……。
    なんだろ、おもしろいかな……?
    なんか、島田の説教くさ…社会派なところが前面に出てるだけで、
    石岡君はイラッとくるくらい卑屈だし、
    里美ちゃんには特に魅力ないし、
    驚きなトリックがあるわけでもなく、
    だからと言ってそんな切ないとか感じるほどでもなくて……。

    いや、文章は読みやすいとは思うんだけどさ。
    3作あるんだけど、どれも今一つだなー。
    というか1作目とか結構近況報告っぽくないか?
    いや、近況報告はいいんだけどさ、それが主人公コンビならともかく……
    まあ、りゅうがていだっけ?の後日談みたいな感じなのかな。

  • (メモ:高等部3年のときに読了。)

  • 御手洗潔シリーズ
    『里美上京』

    『大根奇聞』
    里美の大学の教授・御名木からの依頼。幕末の薩摩藩。飢饉に襲われている薩摩藩にやってきた僧侶と少年を泊めたお婆さんの物語の謎。桜島大根を2人の為に盗み出した彼女。打ち首にされるはずが後の世の文献に登場する。雪の降る中残った跡。

    『最後のディナー』
    里美に強引に誘われ英会話学校に入学した石岡君。同じようにできの悪い老人・大田原と親しくなる。クリスマスの夜の最後のディナーでの大田原の言葉。神からの啓示とは?彼のアメリカ人の息子の関係。クリスマスの翌日殺害された大田原。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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