キャロル (角川文庫 き 13-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 114
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041794012

作品紹介・あらすじ

大好きなロック・グループ、ガボール・スクリーンの曲、世界的チェロ奏者である父が奏でる音色、そしてビック・ベンの鐘の音…。キャロルが愛してきた"音"が突然消えてしまった。その原因を探って、キャロルは異次元の国「ラ・パル・ル・パス」へ迷い込む。そこで出会ったティコ、フラッシュ、マックスウェルの3人と力を合わせ、悪の魔王・ジャイガンティカに立ち向かう。"失われた音"を取り返すために。

感想・レビュー・書評

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  • TM NETWORK(TMN)の音楽アルバム・コンサートツアー・ビデオと連動して書かれたファンタジー小説。
    「キャロル」という少女が住むロンドン。大好きなバンドの音が変わり、ビックベンの音がすいこまれる。
    胸騒ぎがした彼女が迷い込んだ世界は、悪に襲われた楽園。
    彼女は楽園を取り戻せるのか?

    平和に慣れ切って、それを保つ努力を忘れていた、と総括する部分は、今の日本にもあてはまるかも、と思います。

  • TMN木根尚登さんの処女作。TMNのアルバムやライブのモチーフにもなったので読みました。

  • もともとファンタジーやミュージカルなんかを見ると拒絶反応を起こしてしまう私だが、この本がきっかけで直りそうな予感・・・。それくらいに読みやすかったし、ファンタジーの基礎というか、私のようにファンタジー脳をもっていなくても読める作品。

    そしてTM愛があったからこそ最後まで読めた作品でもある。
    なんせTMのメンバーが出演なさってるのですから(笑)
    木根さん。ウツ、小室氏はいつでるの?いつでるの?
    とワクワクしながら読み進めていきました。


    しかし小説として読むのにはもうちょっと意外性が欲しかった。
    あくまでもライブの演出としての物語であるのでそこまでは求めませんが。そういう意味で★-1。


    また、ライヴでのキャロル役の方はかなりハマってて奇跡的なキャスティングだと思いました。まさに生キャロルです。(生キャラメルではない)

  • 姉がTMが好きだったので、私もよく聞いていた。
    ファンタジーのような不思議な雰囲気に惹かれて購入。

  • 同名アルバム、小説、アニメ。の今では当たり前になった多角的メディア展開の草分けだと思う。
    全てのメディアを聞いて、読んで、観てこその「CAROL」です。

  • 失った音を探しに旅に出る少女のお話

  • 今でも大好きなTMの木根氏。好きになったきっかけはこの小説でした。この影響で、中学校の時、授業中にファンタジー小説ばっかり書いてました。(笑)

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著者プロフィール

TM NETWORKにてギタリストとして活動。1989年に小説『CAROL』の発表を皮切りにファンタジー、からエッセイ、自叙伝、サスペンスまで幅広いジャンルで執筆。小室の愛犬をモデルに描いた小説『ユンカース・カム・ヒア』は、後にアニメ化もされている。著書に『月はピアノに誘われて』、『夢の木』、『いつか見た遠い空』など。

「2022年 『ユンカース・カム・ヒア 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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