- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041852040
感想・レビュー・書評
-
この本をはじめて読んだとき、私は大学生だった。私も花屋でバイトし、恋をしていた。だからこそ、ひとつひとつに何だかキュンキュンした記憶がある。いいね。恋。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙の雰囲気から、てっきり女性主人公の話かなと思いきや、ひょんなことから花屋でバイトすることになった、男子大学生の物語だった。
それも、事ある毎に“自分ルール”(男は簡単に「好き」と言うもんじゃない~とか、軽々しく西洋文化に乗っからない~etc.)で雁字搦めになる、正直ちょっと面倒くさい男である。σ( ̄へ ̄;)ゞ
そんなわけで、彼に共感できる部分がなかなか無くて…。
作中唯一ヒロイン視点で語られた「クリスマスの花」の章が、一番読みやすかった。
あとは、花屋の奥さんのキャラクターが明るくて良かったな♪
女子はやっぱり、言葉が欲しい生き物だなと。言葉で安心させて欲しいんだな、と。
主人公のように自称・硬派で男らしさを良しとする人は、まず話したがらないだろうけど…そもそも何で花屋でバイトすることになったのか~とか、なぜ両手一杯のバラの花を贈ろうと思ったのか~とか、“花束+エピソード”をセットにして贈れば、もっとヒロインに喜ばれると思うんだよなぁ。
男性諸君!そういう気持ち、分かんない?笑 -
「きみは自分を大事にしすぎちゃっているところがあるよね。大事にしないよりは、大事にした方がいいんだけど、ほかのことも気に掛けてあげて」このセリフが大好き。
-
花を買いに行きたくなる本。
お花屋さんでバイトすることになった青年の恋をからめたお話を、季節の花をからめて書かれています。 -
時々、読み返したくなる本。
普通の男性の普通の恋愛の話なんですが、その普通さが魅力。
読後感とてもいいです。 -
ひょんなきっかけから花屋でバイトをすることになった大学3年生の徹青年や花を買いに来るお客さんの、切なかったり優しかったりな“恋する気持ち”。そんな気持ちを、花たちがとても素敵に引き立てる。
あたたかくて優しい気分で読み終える大好きな作品。