海の鳥・空の魚 (角川文庫 さ 24-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041853016

感想・レビュー・書評

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  • ふと思い出す何気ない一瞬。
    その一瞬に詰まっている沢山の感情。
    悲しかったあの日、嬉しかったあの日、誰しもに沢山のあの日があった。
    あの日があるから生きていける。
    そんなあの日あの時あの場所で。

    • mugcupさん
      ストレンジャーさん初めまして!
      いいねとコメントありがとうございます。
      ブクログ使いずらくて最近はあまりやってないのですがそう仰って頂けて嬉...
      ストレンジャーさん初めまして!
      いいねとコメントありがとうございます。
      ブクログ使いずらくて最近はあまりやってないのですがそう仰って頂けて嬉しいです\(^o^)/
      ありがとうございます!
      2024/04/20
    • ストレンジャーさん
      返信ありがとうございます。
      そうなんですね。他にやられてる本のアプリなどあれば教えて下さい。
      感想楽しみにしてます。
      返信ありがとうございます。
      そうなんですね。他にやられてる本のアプリなどあれば教えて下さい。
      感想楽しみにしてます。
      2024/04/20
    • mugcupさん
      以前は読書メーター使用してたのですが、退会してこちら使ってみたけど読書メーターの方が使いやすいですね
      でもまた読み終えたら感想書いてみようと...
      以前は読書メーター使用してたのですが、退会してこちら使ってみたけど読書メーターの方が使いやすいですね
      でもまた読み終えたら感想書いてみようと思います!
      2024/04/20
  • なんか疲れていて、3個目の傘がなくておじいさんの傘が、ってところで悲しい下りがありそうで読めなくなってしまった。

  • 鷺沢萠は初めて読む。
    大変申し訳ないのだが、最初は「あれ?思ってたのと違う…」と言う感じだった。
    それから暫く、忙しくて読めずにいて、3日ぶりに読んだ。良かった。

    日々の小さな出来事を切り取って書いているだけなのに、どうしてこんなにノスタルジーな気持ちになるんだろう。
    懐かしさや切なさ、そして後悔やら何やら…
    どこにでもいそうな、でも個性が光る登場人物たちの気持ちが、そーっとそーっと心の中に入ってくる。
    そんな不思議な心地よさがあった。

    私のお気に入りは、ポケットの中と柿の木坂の雨傘。思わず目頭が熱くなった。こういう話に、私は弱いのだ。

  • 20の超短編集。鳥なのに海にいるような、魚なのに空にいるような。不安定で、小さな罪悪感もあって、居心地の悪い、そんな日常も捨てたものではないと思わせてくれる作品です。

  • 高校の教科書に載っていたのがメメちゃんとの出会いでその作品が収録されてるのがこの一冊で。あれからずいぶんと時がたったが、若さゆえの照れや精一杯背伸びしている感じ、大人の世界に足を踏み入れ始めた時の期待と不安とかそういう気持ちの揺れを思い出して、胸のあたりがキュっとする。

  • 純文学の入り口のような本だった。

  • 小粒ながらもしっかりした余韻が残る作品集。魚なのに空にいるような、鳥なのに海にいるような、そんな馴染めなさを感じている人たちが主人公。

  • うまくいかないことも多いけど、いいこともたまにある。どん底ってわけじゃない。わるくないよね、今も。ちょっとがんばってみようかな。

    そんな気持ちになった短編集。
    どの話も、希望に満ち溢れているわけではないのだけど、何となく過ぎていくような毎日を明日も続けようかな、と思えてしまう。
    もしかして、それは私も海の鳥だったり、空の魚だったりするからなのかもしれない。

  • 作品中に高校のときに私の好きだった女の子と私の名前が出てきた。性格的にはもちろん全然違うが記念碑となった。きらめく才能ある短編集である。ゆっくり読むつもりであったが、3日で読んでしまった。『ほおずきの花束』が特に良かった。丁寧である。

  • (リリース:美穂子さん)

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著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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