- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041853016
感想・レビュー・書評
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ふと思い出す何気ない一瞬。
その一瞬に詰まっている沢山の感情。
悲しかったあの日、嬉しかったあの日、誰しもに沢山のあの日があった。
あの日があるから生きていける。
そんなあの日あの時あの場所で。 -
なんか疲れていて、3個目の傘がなくておじいさんの傘が、ってところで悲しい下りがありそうで読めなくなってしまった。
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鷺沢萠は初めて読む。
大変申し訳ないのだが、最初は「あれ?思ってたのと違う…」と言う感じだった。
それから暫く、忙しくて読めずにいて、3日ぶりに読んだ。良かった。
日々の小さな出来事を切り取って書いているだけなのに、どうしてこんなにノスタルジーな気持ちになるんだろう。
懐かしさや切なさ、そして後悔やら何やら…
どこにでもいそうな、でも個性が光る登場人物たちの気持ちが、そーっとそーっと心の中に入ってくる。
そんな不思議な心地よさがあった。
私のお気に入りは、ポケットの中と柿の木坂の雨傘。思わず目頭が熱くなった。こういう話に、私は弱いのだ。 -
20の超短編集。鳥なのに海にいるような、魚なのに空にいるような。不安定で、小さな罪悪感もあって、居心地の悪い、そんな日常も捨てたものではないと思わせてくれる作品です。
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高校の教科書に載っていたのがメメちゃんとの出会いでその作品が収録されてるのがこの一冊で。あれからずいぶんと時がたったが、若さゆえの照れや精一杯背伸びしている感じ、大人の世界に足を踏み入れ始めた時の期待と不安とかそういう気持ちの揺れを思い出して、胸のあたりがキュっとする。
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純文学の入り口のような本だった。
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小粒ながらもしっかりした余韻が残る作品集。魚なのに空にいるような、鳥なのに海にいるような、そんな馴染めなさを感じている人たちが主人公。
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うまくいかないことも多いけど、いいこともたまにある。どん底ってわけじゃない。わるくないよね、今も。ちょっとがんばってみようかな。
そんな気持ちになった短編集。
どの話も、希望に満ち溢れているわけではないのだけど、何となく過ぎていくような毎日を明日も続けようかな、と思えてしまう。
もしかして、それは私も海の鳥だったり、空の魚だったりするからなのかもしれない。 -
作品中に高校のときに私の好きだった女の子と私の名前が出てきた。性格的にはもちろん全然違うが記念碑となった。きらめく才能ある短編集である。ゆっくり読むつもりであったが、3日で読んでしまった。『ほおずきの花束』が特に良かった。丁寧である。
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(リリース:美穂子さん)
いいねとコメントありがとうございます。
ブクログ使いずらくて最近はあまりやってないのですがそう仰って頂けて嬉...
いいねとコメントありがとうございます。
ブクログ使いずらくて最近はあまりやってないのですがそう仰って頂けて嬉しいです\(^o^)/
ありがとうございます!
そうなんですね。他にやられてる本のアプリなどあれば教えて下さい。
感想楽しみにしてます。
そうなんですね。他にやられてる本のアプリなどあれば教えて下さい。
感想楽しみにしてます。
でもまた読み終えたら感想書いてみようと...
でもまた読み終えたら感想書いてみようと思います!