赤頭巾ちゃんの回り道 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041879771

感想・レビュー・書評

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  • '21年10月16日、読了。KindleUnlimitedにて。

    赤川次郎さん独特の「ライト&ポップ」さは影を潜め、ハードボイルドな味付けの「探偵小説」でしたが…事件の結末に、少し不満が残りました。なんか、大味だなぁ、と…。
    でも、終盤までは、意外(失礼!)とハードボイルドしてて、面白く読めました。

    いつも好んで読んでいる、「ライト&ポップ」な赤川さんだと、この結末の「大味」さも、気にならないのかなぁ…なんて、思えました。

    作品に、色々なバリエーションがある赤川次郎さん、やはり凄い作家さんなんですね!気軽&気楽に読めて、楽しめる作家さん、です。

  • まぁ赤川次郎さんらしい話だったかな

  • 「赤頭巾ちゃんサービス? 何、それ?」

    *****

    刑事を辞め、探偵業を営む会社に再就職をした尾田の初仕事はお金持ちの娘、兼、小学生の女の子・美音の送り迎え。
    通称、赤頭巾ちゃんサービス。
    しかし、一瞬の隙をつかれて美音は誘拐されてしまう。
    さらに、美音の父親・高田には過去に起きた殺人事件の容疑がかけられていて・・・。

    *****

    良い意味で分かりやすい設定とユーモアと。
    赤川次郎さん、大人になってから好き。

  • たまにある偶然。
    読み終わったばかりのねじめ正一の『荒地の恋』の主人公と同じく、この主人公もお酒を飲まないし、治子という女性も出てきた。
    色々な伏線が引かれていて面白かった。
    ーーー
    尾田和成は二十年以上の刑事生活にピリオドを打ち、<K探偵社>に再就職することになった。そこでの初仕事は、小学生の塾への送り迎えーー通称<赤頭巾ちゃんサービス>。元刑事の尾田にとっては簡単な仕事のはずだったが、一瞬のすきをついて大富豪の一人娘・美音が誘拐されてしまう。しかも、美音の父親・高田には、十二年前の殺人事件の容疑がかけられていてーー。
    過去と現在の様々な事件と人間関係が交錯する、極上のサスペンスミステリー。

  • 初赤川次郎。面白いけど、ささっと読めちゃって、ちょっと物足りない気が。

  • 一応推理小説に分類されるのかな。可愛らしいタイトルだけど、大人の事情だらけのお話です。最初は謎に包まれているんですけど、途中からいっきにめまぐるしい展開で解決します。

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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