草の葉: ホイットマン詩集 (角川文庫 ホ 10-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042182016

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  • 『生』そのものへの根源的な問いかけとアメリカへの愛。
    怖いような真摯さで、歌い上げる!あらゆるもの、あらゆるところに命があると。

  • 誇大妄想かと疑うほどに自分を讃え、自然を讃え、自由を讃え、アメリカを讃え、すべての人を讃える。
    神への根暗な信仰をひっくり返し、自分を中心に世界を組み替えてしまう。
    こんなのがありなのかとつい思ってしまったほど。
    この自信満々さ、肯定ぐあいがアメリカ的なのかも。

  • 私は極言しよう。
    この詩は世界に名を馳せ、記録に残る詩の中で一番力強い詩である。自然と人類史を収斂させ、憎悪・軋轢を粉砕させ、理論帰結を合理化させ、ドクトリン上位構築を翻し、冠詞を無効化させる。自由意思と自由意志をキャプションとした詩の中で一番強固なポエムであるのだ。雑草のような人間の強く生きる果てを意味するある種の枝葉末節の懺悔でもある。この詩の前では権謀術数は消滅し破滅する。ああ!ホイットマンよ!この極東の小さな国の中で感動を生む詩を残してくれてありがとう!

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著者プロフィール

Walt Whitman 1819年5月31日、アメリカ・ニューヨーク州ロング・アイランド(パウマノク)に大工の子ウォルター・ホイットマンとして生まれる。弁護士や医師の給仕、印刷工、小学校教師、新聞記者等を転々としながら、1855年、36歳の時『草の葉』を出版、民衆の普遍的な人間性という民主的人間観をうたいあげる。1892年3月26日、ニュージャージー州カムデンで72歳の生涯を閉じる。

「2018年 『詩集 草の葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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