本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042182016
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
誇大妄想かと疑うほどに自分を讃え、自然を讃え、自由を讃え、アメリカを讃え、すべての人を讃える。
神への根暗な信仰をひっくり返し、自分を中心に世界を組み替えてしまう。
こんなのがありなのかとつい思ってしまったほど。
この自信満々さ、肯定ぐあいがアメリカ的なのかも。 -
私は極言しよう。
この詩は世界に名を馳せ、記録に残る詩の中で一番力強い詩である。自然と人類史を収斂させ、憎悪・軋轢を粉砕させ、理論帰結を合理化させ、ドクトリン上位構築を翻し、冠詞を無効化させる。自由意思と自由意志をキャプションとした詩の中で一番強固なポエムであるのだ。雑草のような人間の強く生きる果てを意味するある種の枝葉末節の懺悔でもある。この詩の前では権謀術数は消滅し破滅する。ああ!ホイットマンよ!この極東の小さな国の中で感動を生む詩を残してくれてありがとう!
全4件中 1 - 4件を表示