完訳 ギリシア・ローマ神話 下 (角川文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042243052

作品紹介・あらすじ

すべての大いなる物語は、ここに通じる――。西欧文化の源流である、さまざまな神話や伝説。現代に息づくその精神の真髄を平易な訳で、親しみやすく紹介する。めくるめく壮大な物語がつまった、人類の遺産。

感想・レビュー・書評

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  • 下巻はギリシア神話だけでなく北欧神話やヒンドゥーにも触れているというボリューム感。辞書的に読むのが吉。

  • 楽父
    上下合本版

  • 第27章 トロイア戦争
    第28章 トロイアの陥落、ギリシア軍の帰還、オレステースとエーレクトラー
    第29章 オデュッセウスの冒険―ロートパゴス、キュクロープス、キルケー、セイレーン、スキュラとカリュブディス、カリュプソー
    第30章 パイアーケス人、求婚者たちの最後
    第31章 アイネイアースの冒険―ハルピュイアたち、ディードー、パリヌーロス
    第32章 下界―シビュレー
    第33章 カミラ、エウアンドロス、ニーソスとエウリュアロス、メーゼンティウス、トゥルヌス
    第34章 ピュータゴラース、エジプトの神々、神託所
    第35章 神話の起源、神々の彫像、神話の詩人
    第36章 近代の怪物たち―ポイニクス、怪蛇バシリスコス、一角獣、サラマンドラ
    第37章 東洋の神話―ゾロアストラ、ヒンドゥー教徒の神話―カースト、ブッダ、ダライ・ラマ
    第38章 北欧の神話―ワルハラ、ワルキリュアたち
    第39章 ソールのヨツンヘイマル訪問
    第40章 バルドゥルの死、妖精たち、ルーン文字、スカルドたち、アイスランド
    第41章 ドゥルイたち、アイオウナ

  • (桑野久子先生おすすめ)
     西洋文化を理解する上で、聖書とギリシャ神話は是非一度は目を通しておいていただきたいものです。ギリシャ神話は後世の文学や美術に影響を与えただけではありません。天体や化学物質の名前から企業などの名前、現代の映画やアニメーション、RPGの中にも登場してくることに気づくでしょう。
    http://opac.rku.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB40036630&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • ギリシャ、ローマだけでなく、ガリア、ブリテン島の神話も。後の芸術家たち(それらもまたクラシック)の詩や物語の引用も多数。そういうのに全く興味がなくても、ストーリーが好きならお勧め。「ナウシカア」なんていう名前の姫も登場する。

  • 概要だけが知りたい、という方にお勧めです。
    私は始め直訳された神話を読んだのですが、人物の多さに挫折してしまったので…。

  • 下巻の巻末に索引がついてて便利。上巻にはないのでセットで買ってね、というわけです。

  • 相関図を頭に入れながら読まないと難しいが、やはり神話は面白い。

  • 今現在、このブログでは北欧神話の紹介が基本なんですけど、
    この本は主にギリシャ・ローマ神話だったりします。
    この本は古典、叙事詩、或いはヨーロッパ芸術、文学を理解するうえでの手助けをしてくれます。
    これが本当に分かりやすくて、一つ一つのエピソードとそのエピソードを引用して書かれたり歌われたりしたものがセットになってます。
    だから、お話を書くという観点から見てこれは非常に役に立つ参考書と言えます。
    その他の例として、映画のトロイ等。この辺の知識が備わってから見ると、全編を通してよく出来ている映画だなぁと再認識させられたりします。
    そして、さらに周辺知識として北欧神話にもて触れていたり、さらにはインドの神話などにも触れていたりします。
    そう、ここで北欧神話に引っかかるわけですね^^;
    ちなみに、岩波からも同じ作者で訳者が違うという本が出ています。
    今はこちらを読んでるけど、岩波版もしっかり購入済みですので、またお勧めしてみたいと思います〜

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著者プロフィール

その生涯については僅かな記録しかないが、1796年、アメリカマサチューセッツの名家に生まれ、ハーヴァード大学に入学。銀行員として働くかたわら、聖書をはじめ、中世ヨーロッパの研究に没頭する。1867年没。生涯独身を通した。

「2004年 『完訳 ギリシア・ローマ神話 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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