- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042560265
作品紹介・あらすじ
十年前の血塗られた英雄譚を曝き、制裁を加えた黒羽園。しかし、救うはずだった月白カノは英雄・若葉榛にその身を押さえられ、自身は瀕死の状態に陥ってしまう。藤マコト、かつては“口”と呼ばれたイーヴァという少女の懸命な看病により命を繋いでいた黒羽だったが、ついには命を落とすことに。だが、月白を救うべく、彼は地獄の底から蘇る。――“進化した人類”として。
感想・レビュー・書評
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「カロン」
助けようとしていた。
そんな状態で生きていた方が凄かったのだろうが、これでは選択を間違えたのと変わりない結果になったよな。
「プルートー」
能力者を探しにきた。
本当に何もかも知らないというのに、言葉選びが下手過ぎるからこそ生きながらえてしまっているのだろうな。
「メルポメネ」
逆転した立場と事実。
命じられた通りに演じていたとはいえ、あれだけのことを一人で行ってしまうというのは十分脅威になるだろ。
「パンドラ」
全ては一人のために。
実子すらモルモットのように扱っている者が、他社を大切にし狂うことなく生き続けることなど不可能だろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きれいに終わって良かった。けど、1ほどの醜悪さも、それゆえの「読まずにはいられない」感覚も薄かったかな。
軽く読めるものが読みたいなー、と思って読んで、ほんとにさらっと軽く読んじゃった。 -
異形と戦う能力者が復讐をする話。ウェットに富んだ文章が勢い良く、一気に読めました。残虐さには好感が持てましたが、スピード感に置いていかれてしまい、私にはちょっと合いませんでした。激しいバトルが好きな方にはおすすめの本。
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個人的に壊れた人が好きなので、壊れた世界で壊れた人(人でないものも含む)が何もかもを壊していくお話は好きです。
若葉父がそういう意味でも大好きです。