- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042955054
作品紹介・あらすじ
ティービング邸で暗号解読の末、彼らが辿り着いたのは、ダ・ヴィンチが英知の限りを尽くしてメッセージを描き込んだ"最後の晩餐"だった。そしてついに、幾世紀も絵の中に秘され続けてきた驚愕の事実が、全貌を現した!祖父の秘密とその真実をようやく理解したソフィーは、二人と共に、最後の鍵を解くため、イギリスへ飛ぶ-。キリスト教の根幹を揺るがし、ヨーロッパの歴史を塗り替えた世紀の大問題作。
感想・レビュー・書評
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真実とキリストの史実に基づいたノンフィクション小説。話の展開や疾走感が心地よく面白かった。最後の結末には清々しささえ感じる清涼感にも包まれる読後感であった。
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これはフィクションですが、個人的に好きなどんでん返しミステリーだったので、面白かったです。
ただ、主人公とソフィの恋愛要素だけは蛇足感があり、特にいらなかったかなと思いました。 -
ノンフィクション!
キリスト教の中世からの歴史を、読み手にも丁寧に描写してくれるため、キリスト教にまったく馴染みのない私でもとても楽しめました
何より実話に基づく小説とのことで、こんなにロマン溢れた秘密があるなんて…事実は小説よりも奇なりですね -
映画を見てから読了。
中学校の時に文庫を購入してから、母に貸して読まないまま放置されていたので、今頃になって読んだもの。
やはりベストセラー、映画化と話題になるだけのことはあるドキドキ感。
三冊なんてあっという間に終わってしまった。
事実と、小ネタを挟んでいるのでフィクションではあるだろうが、それを感じさせないリアルさがあって、想像が膨らむ。
特にラングドンという魅力的なキャラクターと、実写化で演じたトムハンクスのおかげで、読みながら勝手にトムが頭の中を動いてくれるので読みやすかった(笑) -
すべての暗号と暗喩が解かれた終着点には、ソニエールの祖父としての愛情が溢れていた。
聖杯伝説の新しい物語は、王家の血族を守り抜く歴史と組織も明らかにしていく。
なかなか、宗教は苦手で手が出ないけれど、キリスト教の組織の対立した思想、秘密結社的な活動や、絵画や教会に散りばめられたメッセージを興味深く読みました。-
2024/01/05
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2024/01/05
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2024/01/05
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どんなものにも二重の意味を持たせるというソニエールの暗号が冴え渡る。オプス・デイは厳しい苦行を強いる怪しいキリスト教組織の体を取ってはいるが、簡単にシラスのような信徒が暗殺者になれるものだろうか。そして前回同様短時間で図書館での調べものにより、次の目的地があっさり判明するのも御都合主義。他にも若干の消化不良感は残るがそれでも面白さの方が勝り、概ね満足な結末。楽しい。
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西洋史を専攻としている者としてはすごく面白かった!説明パートが結構詳しいので、映画よりかは分かりやすかったけど、あまりキリスト教に触れてこなかった人には相変わらず難しいかも…?