ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042955054

作品紹介・あらすじ

ティービング邸で暗号解読の末、彼らが辿り着いたのは、ダ・ヴィンチが英知の限りを尽くしてメッセージを描き込んだ"最後の晩餐"だった。そしてついに、幾世紀も絵の中に秘され続けてきた驚愕の事実が、全貌を現した!祖父の秘密とその真実をようやく理解したソフィーは、二人と共に、最後の鍵を解くため、イギリスへ飛ぶ-。キリスト教の根幹を揺るがし、ヨーロッパの歴史を塗り替えた世紀の大問題作。

感想・レビュー・書評

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  • 真実とキリストの史実に基づいたノンフィクション小説。話の展開や疾走感が心地よく面白かった。最後の結末には清々しささえ感じる清涼感にも包まれる読後感であった。

  • 2024.03.09 図書館

    借りるものがなくて有名だからテキトーに選んだけど、
    すごく楽しめた!

    フィクションじゃなくて歴史的ノンフィクションを盛り込んでミステリー調にしてた。
    Wikipediaを読んでいるようで勉強になった!

    とはいえ、これが真実というわけでもなく
    説あり、な話?

    私はなんだか説得されてしまったので、
    本書の話が事実だったら面白いなーと思う!

    ロマンのある話だった!

  • これはフィクションですが、個人的に好きなどんでん返しミステリーだったので、面白かったです。
    ただ、主人公とソフィの恋愛要素だけは蛇足感があり、特にいらなかったかなと思いました。

  • ノンフィクション!

    キリスト教の中世からの歴史を、読み手にも丁寧に描写してくれるため、キリスト教にまったく馴染みのない私でもとても楽しめました
    何より実話に基づく小説とのことで、こんなにロマン溢れた秘密があるなんて…事実は小説よりも奇なりですね

  • 映画を見てから読了。
    中学校の時に文庫を購入してから、母に貸して読まないまま放置されていたので、今頃になって読んだもの。
    やはりベストセラー、映画化と話題になるだけのことはあるドキドキ感。
    三冊なんてあっという間に終わってしまった。
    事実と、小ネタを挟んでいるのでフィクションではあるだろうが、それを感じさせないリアルさがあって、想像が膨らむ。
    特にラングドンという魅力的なキャラクターと、実写化で演じたトムハンクスのおかげで、読みながら勝手にトムが頭の中を動いてくれるので読みやすかった(笑)

  • すべての暗号と暗喩が解かれた終着点には、ソニエールの祖父としての愛情が溢れていた。
    聖杯伝説の新しい物語は、王家の血族を守り抜く歴史と組織も明らかにしていく。
    なかなか、宗教は苦手で手が出ないけれど、キリスト教の組織の対立した思想、秘密結社的な活動や、絵画や教会に散りばめられたメッセージを興味深く読みました。

    • 土瓶さん
      読んだはずなのに、レビューを読んでも思い出せない俺って……?
      読んだはずなのに、レビューを読んでも思い出せない俺って……?
      2024/01/05
    • おびのりさん
      京極堂ではないから。
      京極堂ではないから。
      2024/01/05
    • 土瓶さん
      そっか。

      えΣ(゚Д゚)
      そっか。

      えΣ(゚Д゚)
      2024/01/05
  • 読み終えたのは元日ですが、ここまでは2023年の読了本としましょう。
    ダン・ブラウンによる美術と宗教と歴史のミステリー。思った以上に楽しむことができました!

    率直に感じるのは、レオナルド・ダ・ヴィンチから始まった聖杯の物語に、こうした決着の形をつけられたのがすごいなと。そして、まさか納得のいく収まり方で家族の物語に終着するとも思っていませんでした。
    聖杯に限らず、「それはあなたの心のなかに……」といった風にごまかされてしまうテーマが多い中、作者なりの答えを提示してくれたので読者としてはスッキリした気持ちで本を置くことができました。しかもあんなにロマン溢れる場所に!
    ……ただ、中巻の感想でも書いた通り、私はティービングというキャラクターにすっかり惚れ込んでいたので、犯人についてはかなーりショックでしたが。。

    キリスト教といえば『聖☆おにいさん』くらいしか知識がなかった私ですが、うっかりレオナルド・ダ・ヴィンチについての入門書を買ってしまうくらいには夢中になってしまいました。笑
    読書と美術には切っても切れない関係があるので、こうしてそれぞれの知識が増えていくのは嬉しいことです。
    訳も上手ですんなり読めたものの、やはり地理や教会などイメージが難しい部分はあったので、それは劇場版での補完に期待したいなと。どうしてもカットされている部分はあるでしょうが、トム・ハンクス好きとしてはやはりいつかは鑑賞しようと決意しました。

    膨大な知識に基づくロマンに溢れた大いなるミステリーとして、読んで損はない一冊だと思います。

  •  どんなものにも二重の意味を持たせるというソニエールの暗号が冴え渡る。オプス・デイは厳しい苦行を強いる怪しいキリスト教組織の体を取ってはいるが、簡単にシラスのような信徒が暗殺者になれるものだろうか。そして前回同様短時間で図書館での調べものにより、次の目的地があっさり判明するのも御都合主義。他にも若干の消化不良感は残るがそれでも面白さの方が勝り、概ね満足な結末。楽しい。

  • 文庫サイズにして3冊、展開があまりに面白くてあっという間に読んでしまった。
    イエスと娼婦マグダラのマリアは実は夫婦であったことなど、教会が圧力で葬り去ったキリスト教に関する闇の事実を暗に伝えるレオナルド・ダ・ヴィンチのことをもっと知りたくなった。

  • 西洋史を専攻としている者としてはすごく面白かった!説明パートが結構詳しいので、映画よりかは分かりやすかったけど、あまりキリスト教に触れてこなかった人には相変わらず難しいかも…?

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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