アナンシの血脈 上 (角川文庫 ケ 7-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042971023

感想・レビュー・書評

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  • 飄々としたファンタジー。

    とっても人間くさいキャラたちなのに、ファンタジー。

    だから好き。

  • ※感想は下巻に書いてます。

  • 『スターダスト』の作家ニール・ゲイマンということで購入。期待にたがわず面白かったです。破天荒な父親が死んだと思ったら実はアナンシというクモの神様でした、という滅茶苦茶な設定でもちゃんと無理なくお話が成立しているところがさすが。キリスト教圏でも、妖精やノーム、幽霊など、いろんな不思議体の伝説がある多様な価値観のイギリス生まれだからでしょうか?!アナンシのお話は、アフリカに伝わる古代の神話がベースのようです。邦題は巧く意味を伝えているけれどちょっと仰々しいので原題の ANANSI BOYS のセンスには及んでいない感じ。内容は婚約者を奪われてしまったり殺人も起こったりとけっこう容赦ないのですが全体を通じてどことなくユーモラスなので楽しく読めます。解説によると海外での絶大な人気に比べると、日本では知名度も人気も意外なほどまだまだらしい。もったいないことです。

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著者プロフィール

イギリスの作家。1960年生まれ。短編・長編小説、コミックブックやグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品には『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の文学賞を受けている。
ニール・ゲイマンが陰陽師の世界を書き、イラスト天野義孝、夢枕獏翻訳の『夢の狩人』(原題:The Sandman: The Dream Hunters)は2000年にヒューゴー賞の関連書籍部門にノミネートされた。スタジオ・ジブリの「もののけ姫」の英語版の脚本でも知られる。米国ミネソタ州在住。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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