- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043566020
感想・レビュー・書評
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是非、働くきゃりあうーまん(を目指すひと)に読んでもらいたい本です。
あるいは、新規ビジネスを立ち上げる人とか
ベンチャーで働く人とか。
内容はいたってシンプル。
【みんなの知ってるiモードができるまで】
それだけ。
だけども、たったそれだけのことを成し遂げるのも、
やっぱりメチャ大変でして。。(アタリマエ!?)
サービスをイチから作り上げる苦労が身に染みます。
面白かったのは、
マッキンゼーもリアルビジネスには弱かったトコですか。
社長の視点で戦略をゴリゴリ考えることと、
実際のビジネスを動かしていくことは
どうやらかなりの違いがあるようです。
もちろん、マッキンゼーが「新規事業やりましょう!」と
提案しなければこの成功もなっかったわけですし。
マッキンゼー崇拝度数はあまり変わらないのですが(笑)、
こーゆう力も大切にしたいと思わされる本でした。
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iモードが普及した理由。ノキアエリクソンモトローラが推してた携帯電話特有コンテンツ記述規格WAPではなく、HTMLを採用したってのが面白かった。
鍵であるモバイル用コンテンツ作成の敷居を下げ、WAP採用の後発auやソフトバンクに勝利。プラットフォーム的な考え方。
1999年のiモード発売前会見の記事。これが革新的だったんだなあ。
「iモード」サービスは、携帯電話からインターネットに接続し、モバイルバンキングや航空機の座席予約が利用できるほか、E-mailの送受信が可能となる。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990125/docomo.htm
iモード立ち上げに関わった方が、iPhoneに駆逐された要因を語る。
自分たちはインフラ/キャリアの会社だっていう思いが強い組織だったので,サービス提供会社としての視点や,ネットの会社という視点が持てないまま,市場だけが大きくなってしまいました。
https://www.4gamer.net/games/000/G000000/20131111062/index_4.html
現在 ドワンゴCEO夏野氏によるコンテンツ提供者への営業手法がとても勉強になる。最初にお堅い銀行を落とし、他企業のコンテンツ提供障壁を下げる。
まず銀行を口説きにいって,次に新聞社。そこを押さえると,他の会社はだいたい乗ってくる……みたいな。しかも,最初の銀行にしても,大手だと積極的に動こうとはしないから,やっぱり2~3番手で,自分たちが逆転するためのネタを探しているようなところに話を持っていくんです。 -
仕事やプロジェクトというものを初めて知った経験だったように思う。当時iモードユーザーだったこともあり夢中になって読んだ気がする。(~2004大学時代の本@202012棚卸)
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[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
iモードの開発に立ち上げ時から参加している著者による回顧録
著者はリクルート出身で技術者でもなく、リーダーというわけではないのでiモードの技術に関する内容やiモードを成功に導いたプロジェクトに関する内容を望んでいる場合は期待はずれの内容になるのでチュウイが必要だ。
一方で単純にiモードが世の中に登場し、成功するまでにどのようなことがあったのかを面白く読むことに適した本だと思う。
この本を読んでいるとスマホ全盛となっている現在でもiモードの開発の際に考えられた構想や考えが今も存在していることに気がつく、iモードはスマホの時代に対応できなかったが、もしiモードがなかったらスマホはここまで浸透することが出来たのだろうかと思う。 -
2016年5月にアマゾンで中古購入。
きっかけは、ドワンゴの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」という、iモード開発に関わっていた元社員との対談企画記事を読んだことから。
自身、PHSから携帯、カメラ付携帯、iモード、スマホへの変革を中学~社会人という思春期を通してタイムリーに経験。ユーザーとして利用してた立場を振り返り、変革に関わっていた方々の舞台裏を垣間見ることが出来る内容になっており非常に楽しめた。
ただし、iモード誕生におけるまでの仕事の中身は浅く詳細がわからないことは残念でした。
なぜ、携帯からコンテンツを見る時代や他社ではなくドコモが成功できたのか?また、他社では推進しなかったのか。ここの先見性にスポットあてた内容を個人的には知りたかったです。
最後に、きっかけになった対談記事には、なぜiモードはスマホの流れに乗れなかったのか?が当時の開発者の見解もあわせて読むとより楽しめます。 -
「iモード殺人事件」と勘違いして購入。単にiモードを企画した人の回顧録だった。
のっけから改行と空行だらけで、紙で読む本ではなく、コンピューターの画面上で横書きで読む文章なんですねこれ。
でまあ、始まりの部分は自己紹介も兼ねた自慢が続き、なかなか本題に入らない。本題に入ったと思ったら、技術のことが何一つわからないので、つかみどころのない話になる。
専門用語がわからないといことを再三書くのなら、そこを掘り下げればよいのに、敗北した私をアピールだけで終わる。
結局全体を通して「ネーミングが全て」という結論の一種の根性論なので、これを有難がって読む人の気が知れない。肝心の「i」も、「iMac発売の3か月前に思いつきました(発売ははるかに遅れたけど)」じゃお粗末だよねえ。 -
2001.8.26 読了
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不恰好経営に匹敵する面白さ。女性目線なのが興味深い秘訣なのかなぁ。
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マシンが使えなくても、チームで受け入れられる松永氏はそのキャラがもはや才能である。もう10年以上も前の話だが、改めてimodeは革新的な製品だったんだと感じた。