きっと、大丈夫 (角川文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043604050

感想・レビュー・書評

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  • 本屋さんで、ピーンと来て購入した本です。
    何気ない日常の中に、こんなにも優しい気持ちってあるのかなあ。
    優しい気持ちになれる、そんなエッセイです。
    自分を好きになれますよ。
    本の中には、写真家の平間至さんによる、イキイキとした女性たちの写真が掲載されています。
    凛とした白衣の女性もおられます。

  • 「バイブを買いに」「わたしのしくみ」などの著者の2001年頃出版のエッセイ。

  •  真っ正面からぶつかってくるようなエッセイ。平間至の名前に釣られて読んでみたのだが、文庫版だと彼の写真はあまり活きてない、残念。その分、というわけでもないが、初体験の夏石鈴子の文章が鮮烈だった。リアルな女性を感じさせる内容で、読み終わって最後、「やっぱりオンナ心はわからん!」と思ったw でも、なんとなく勉強になった気がする。

  • 夏石鈴子と平間至のコラボレーションとは、面白い。平間至は宮城県塩竈市在住の写真家で、色々と面白い写真を撮っていて、見掛けると、微笑んでしまう。其の写真家と知ってる作家が写真とエッセイでコラボレーションというのは、話題にならなかったのか?其とも単純に僕の耳に入らなかっただけなのか?まぁ、其も仕方ないといえば仕方ない。ゆっくりと読めばイイのだ。

  • 「バイブを買いに」で、出会ったこの作家さん。
    ふだん、自ら選ばないエッセイだけれど、夏石さんと平間さんの写真ということで、楽しみに読む。
    「バイブ」同様、女性の気持ちを上手に文章にしてくれる。
    そうそうそう!と思うこと多々。
    ちょっと偏った部分は、この作家さんのカラーなんだと思う。
    こちらの心の調子によっては、ちょっと乱されてしまうかもしれないし、女性みんなにオススメ!…という本ではないけれど(笑)、立体感のあるエッセイだと思います。

  • 作者の考え方がずばっと端的に書かれていて面白かった。
    読んでよかったと思えた本。

  • 6.12読了。

  • 12/15 おもしろかった。正直さとぶってない感じと突飛?な出来事のバランスが。「環境の影響を自分の意思で変えていく。自分の家族は自分で作る」みたいな強い意志を感じた。本人からメールもらったのも良い思い出だ。

  • 「鳩よ!」に連載していたときから面白いなぁと思っていた。育児エッセイというわけではないが、「母乳社員」「無認可保育室」など、子育てについて綴ったエピソードが多い。
    この本を買ったのは妊娠中だった。既にこのときから、出産や育児に対する様々なことに理不尽さを感じ、やさぐれていた私はこのエッセイに随分と救われた。
    「コドモを生んでも、うわあ、かわいい、大好き赤ちゃんという感じにはならなかった。どこか見覚えのある、小さくて弱い人がやってきたなあとそっと思った」
    こんな感じで、淡々と、でもさりげない優しさで子どもと向き合ってる姿が自然でいいなと思った。平間至の写真も、いい感じで寄り添っている。文庫版は、単行本未収録だった数本のエッセイと撮り下ろし写真(夏石さんとお子さん)も収録されている。単行本を持っているのに、文庫も欲しくなってしまった。親子写真がとってもいい感じだったので。これからも、何度でも読み返すだろう。そのたび、「きっと、大丈夫。」と言われてる気がしてほっとするのだ。

  • 夏石さんと写真家平間さんのコラボ。気になる作家のエッセイ集です。

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著者プロフィール

1963年生まれ。著書は『バイブを買いに』、『いらっしゃいませ』、『新解さんの読み方』、『新解さんリターンズ』、『今日もやっぱり処女でした』(日本図書館協会選定図書)、『きのうと同じに見えるけど』などがある。

「2010年 『愛情日誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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