- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043621026
作品紹介・あらすじ
ロープで手足をくくられては岸和田港に捨てられて、足にコンクリートのゲタを履かせてもらっては岸壁から投げ捨てられる。はたまた、初めての東京で、夜の新宿を睨みつけたと思ったら、アトランタではブラジル人をしばきたおし、そして三十二年ぶりの父親との再会に、遠くを見つめてしまったおのれを反省する。そんな、ときにはゴキブリとも会話をしちゃったりする、死ぬまで現役ゴンタクレ、女よりもツレが大事な、岸和田少年愚連隊、中場利一の、涙と笑いのエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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すごくおもしろい。
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一時期、中場さんにのめり込みました
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チュン場さん、ぜったいムリやって。笑
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引き続き、異文化コミュニケーションのお勉強です。
生まれも育ちも岸和田の人が、「おもろかったわー。出てくる町も人間も知ってるから、余計おもろかった。(←イニシャルで書いていても、判るそうです)」と言っているのを聞いて、私も読みたくなったのでした。
最初は、わりと笑って読んでいたのですが、それが段々と、恐怖に変ってきました。
「・・・ホントにこんなことって、あるの?!」と。
岸和田の彼に、今、↑きいてみました。
岸「ところどころは、作ってるんとちゃう?」
私「ふむふむ。じゃあ、町長候補の人を、一ヶ月間、駅のホームに叩きつけるとかは・・・」
岸「それはホンマやろ。」
私「え・・・じゃあ、昔、チュンバのお家の庭には、○○○が埋めてあったっていうのは・・・」
岸「それもホンマやろ。」
私「えぇーーーっ!!??普通のお家やのにぃ!?」
岸「そんなに騒ぐことか?」
私「だってだって・・・凄くない?」
岸「それくらいしよる。」
しませんしません。
何度か、岸和田に行ったことはあります。
私が住んでいる町よりも静かで、空が低くてキレイで、いいなぁと思いました。
気づかなかっただけなのでしょうか。
同じ関西でも、異質。
大阪府内で見ても、ちょっと違う。
泉州地方で見ても、浮いているような。
岸和田市は、日本から独立した、立派な一国家なのでは。
バチカン市国のような感じ?
岸和田の男の子に憧れている、同僚のSさん(堺市在住)が言うには、岸和田カジュアル、略して「キシカジ」という、岸和田の男の子独特の服の着方というか、雰囲気があるらしいですし。
(ちなみに、キシカジについても、岸和田の彼に聞いたところ、『そんなもんあるかいな。あっても首にタオルまいて、健康サンダルはいてるくらいちゃうか』とのことでしたが・・・)
南海電車に乗る時は、パスポートが・・・そんなわけないですね。(*_*)