熱帯感傷紀行: アジア・センチメンタル・ロード (角川文庫 な 41-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 186
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043661015

感想・レビュー・書評

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  • こういう旅をしてみたかった。自分には勇気も体力も無いけど、こんな旅をずっと夢見てた。楽しかった

  • 人生初の一人旅の時に、持っていった思い出深い本。

  • 著者の旅行記。
    中山可穂さんが女1人でアジアを渡り歩く様は、逞しさと危なっかしさが混在してて、まさに失恋から逃げているよう。
    たかのてるこさんとかとは全然違った旅行記です。

    以前、何度も何度も読み返した本だったんですが、久しぶりに読んだから以前と印象が違いました。
    危なっかしさにセンチメンタルを感じ、どっぷりつかれてたのが今ではもっと自分を大事にしてあげて〜、と心配するようになってました!

    でも、こんな旅は自分では絶対できないし、しない気がするので、憧れは変わらず抱きました。

  • 中山可穂の紀行文。アジアに一人旅。

  • 著者の新作がちっとも出ないので(笑)文庫の再読。でもすごく久しぶりに読んだら、古いものだけあって著者にしては拙く残念ながらつなぎにはならず。

  • 著者が仕事の行き詰まりや失恋のショックから逃避するためアジア各国を巡った時のエッセイ。

    著者の破滅的な行動とアジアの煩雑な雰囲気があいまって面白かった。

  • 再読了。

  • 中山 可穂さんの旅行記。おもしろかったです。
    海外旅行はまだ二度目、アジアは初めてとのことで、旅慣れてない感じが楽しいです。
    アジア旅の旅行記はよく読みますが、おもしろいものが多いですね。
    女性の旅っていうのは、ナンパされたりして大変そうですね。女性の旅行記は、男の視点とは違う点が多々あり、おもしろいです。

    なかなか最近旅行に行けないので、人の旅行記を読んで旅した気分を味わうのが楽しいです。

  • 最近アジア系の旅行記や、旅の記録が自分の中でブームなのです。
    それでもって気になっている作家の旅行記となれば、もう読むしかないでしょう。
    失恋して一人旅をする女性は多いと聞きますが、中山さんが向かったのはアジア。あの人に想いを馳せながら、それを振り切る為に、あえてアジアの喧噪の中に飛び込んでゆく女一匹一人旅。言葉が通じずにぼったくられそうになったり、現地の人に助けてもらったり、お腹を壊したりしながら、金と気力が尽きるまで、中山さんの感傷紀行は止まらない。

    感傷紀行と言いつつも、印象的なのはやはりアジア独特の喧噪。あと屋台で食べたという食事の美味しさの記述です。中山さんの持つ貧乏旅行者としてのマナー(飛行機を利用してはいけない。宿に泊まる時は××円までしか出さない、ぼったくり断固拒否、などなど)が、決然としていて格好良い。私だったら、異国に一人の恐怖感ですぐに日和ってしまうよ。
    アジアの国々は、一度は行ってみたいと思いつつ、盗難にあったらどうしようとか、ぼったくられたら嫌だな、とかいろいろと考えてしまう国。
    しかしこういう本を読むと、行ってみたい熱がむらむらと湧き上がってしまうのですよ。

  • 最近アジア系の旅行記や、旅の記録が自分の中でブームなのです。
    それでもって気になっている作家の旅行記となれば、もう読むしかないでしょう。
    失恋して一人旅をする女性は多いと聞きますが、中山さんが向かったのはアジア。あの人に想いを馳せながら、それを振り切る為に、あえてアジアの喧噪の中に飛び込んでゆく女一匹一人旅。言葉が通じずにぼったくられそうになったり、現地の人に助けてもらったり、お腹を壊したりしながら、金と気力が尽きるまで、中山さんの感傷紀行は止まらない。

    感傷紀行と言いつつも、印象的なのはやはりアジア独特の喧噪。あと屋台で食べたという食事の美味しさの記述です。中山さんの持つ貧乏旅行者としてのマナー(飛行機を利用してはいけない。宿に泊まる時は××円までしか出さない、ぼったくり断固拒否、などなど)が、決然としていて格好良い。私だったら、異国に一人の恐怖感ですぐに日和ってしまうよ。
    アジアの国々は、一度は行ってみたいと思いつつ、盗難にあったらどうしようとか、ぼったくられたら嫌だな、とかいろいろと考えてしまう国。
    しかしこういう本を読むと、行ってみたい熱がむらむらと湧き上がってしまうのですよ。

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著者プロフィール

1960年生まれ。早稲田大学卒。93年『猫背の王子』でデビュー。95年『天使の骨』で朝日新人文学賞、2001年『白い薔薇の淵まで』で山本周五郎賞を受賞。著書多数。

「2022年 『感情教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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