スティームタイガーの死走 (角川文庫)

  • 79人登録
  • 2.73評価
    • (0)
    • (7)
    • (20)
    • (10)
    • (4)
  • 10レビュー
著者 : 霞流一
  • 角川書店 (2004年3月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043729029

スティームタイガーの死走 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 読み終わった後の第一印象は「詰め込み過ぎ」。霞流一らしいのだが,サービス精神が旺盛過ぎて,あれもこれもと詰め込んでいる上に,「間」のようなものがないので,消化しきれていない印象である。
    戦時に設計されるも,幻に終わった蒸気機関車を,玩具メーカーが復活させるというところから始まり,その蒸気機関車がジャックされ,犯人が要求したのは,中央線の西荻窪駅などの4つの駅のホームでキャンプファイヤーをし,周囲100メートルの範囲で線路全てを挟んではないちもんめをやること。これは,蒸気機関車ジャック犯が,家族が新興宗教にはまり,自殺をしようとするのを止めるためというめちゃめちゃな話。その要求をした後,蒸気機関車そのものが消失し,その蒸気機関車内と,駅で殺人事件が起こる。また,蒸気機関車の運転手を務める予定だった者の消失事件まで起こる。
    蒸気機関車消失のトリックは,そもそも蒸気機関車は張りぼてで,ジャックされた人質達も協力して,張りぼてを外したというもの。
    殺人事件のトリックは,窓から捨てた死体が別の窓から戻ってきたというもので,犯人たり得る人物として,列車から降りた人物と,総理大臣を挙げ,リドルストーリー風に終わらせている。また,総理大臣は,はっきりとは書いていなかったが実は女性だったという叙述トリックまで用意するありさま。やはり,どう考えても詰め込み過ぎ。
    最後には,この小説そのものが,終戦直前に大阪圭吉が未来を予想して書いたSFミステリだとして,その遺稿を改訂して出版したという形にしている。
    最後のオチもいまいち。個々のトリックは,もう少し丁寧に料理し,短編にでもすればもう少し楽しめるような気がするが…。
    最大の難点は稚拙な文章。せめて,文章がもう少しうまければ,バカミスとして楽しめたと思うのだが…。
    ★2で。

  • このミス2002年版第4位。一応、本格推理なのかな。コメディタッチのおふざけにイラっとくる。なんか、全体的に雑な感じで、感情移入できず結構読みにくい。最後の方の終章とかもよくわかんない。謎解きもあっそて感じでぴんとこない。

  • 短い中に、事件と仕掛けがぎっしり。奇想天外なトリックに脱力し、スマートなロジックに嘆息し。

  • 非常に軽くばかばかしい作風は好みが分かれるが、後にあまりにも何も残らないのは、どうも・・・。列車消失トリックはばかばかしかった。

  • 2004年5月30日読了

  • あぁ。私には合いませんでした・・・。ガチャガチャとせわしなく進んでいく感じがダメだったな。

  • 「このミステリーがすごい!2002年版」第4位。<BR>
    <BR>
    幻の蒸氣機關車C63を走らせるプロジェクト。<BR>
    始發驛で發見される死體と、走るC63で發見される死體。<BR>
    さらには、列車乘つ取りの發生と、犯人の奇妙な要求。<BR>
    忽然と消えるC63。<BR>
    次から次へと、謎が生まれて、ラストへと收束して行く。<BR>
    そして、最後の最後に・・・!<BR>
    <BR>
    ユーモアあふれる筆致で一氣に讀まされてしまつた。<BR>
    ついつい油斷してゐると、とんでもないことになると云つておかう。<BR>
    <BR>
    掛け値なく面白い、本格推理モノである。<BR>
    <BR>

    2004年4月9日讀了

  • 一度消失してしまい再び出現したこのミステリー。<BR>
    この作品にはバカミスならではの密室がありました。<BR>
    列車内の密室となった一室に全身の皮膚が剥ぎ落とされた他殺体が発見される。<BR>
    どうやってその被害者(通称アカムケさん)をそのような状態にすることができるのか?<BR>
    あ〜書きたいがネタバレするので終了。

全10件中 1 - 10件を表示

霞流一の作品

スティームタイガーの死走 (角川文庫)を本棚に登録しているひと

スティームタイガーの死走 (角川文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

スティームタイガーの死走 (角川文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

スティームタイガーの死走 (角川文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする