読む少女 (角川文庫 き 30-1)

著者 :
  • KADOKAWA
3.19
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本棚登録 : 56
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043819010

感想・レビュー・書評

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  • 子供時代から現在までの本との付き合い方。
    家庭内のことが結構赤裸々に書かれており、今まで読んだ著作よりも重く感じました。

  • 著者が少女時代の記憶をたどりながら、本との関係について語ったエッセイです。

    取り上げられている本は、高村光太郎の『千恵子抄』、林芙美子の『放浪記』、藤原道綱母の『蜻蛉日記』、パスカルの『パンセ』、サン=テグジュペリの『人間の土地』など、多くはありませんが、人生を歩むときにいつも傍らに本があった、著者の少女時代が描かれています。ただ、本好きの子どもの回想にしては、ちょっとさわやかすぎるような気がしてしまいます。私自身が、本を読むというよりも本に溺れるといったような、痛々しい子どもだったせいかもしれませんが。

  • 【あらかわさんは実は知らない、本の匂いを】

    本の匂いと言われてすぐにイメージできますか?あのなんとも言えない匂い。僕は焦げ茶の匂いと呼んでいる。若しくは熱くなった携帯電話の鉄っぽい匂い。僕はケータイでも本を読める人間だから。

    読む少女というタイトルによるイメージよりも、もう少し年齢が高く、なんとなく違和感を覚える。

    行間が広く一般的には読みやすいが、僕のリズムには合わなかった。

  • 岸本さんのエッセイはすごく読みやすい。軽い読み物との言い方は良くないか。

    乙一のすっきりしない感じの話やら有栖川さんの本格推理小説やらで疲れた頭にはやはり女性のエッセイが優しい。中山さんが一番のお気に入りなんだけど、五十冊を超えるコレクションは実家にあるのでしばらくおあずけ。

    小説は男性のものが好き。エッセイは女性のものが好き。基本的には。

  • ☆4.5 くらいの気持ちです。
    終盤とてもおもしろく、共感するところが多かった。
    サン・テグジュペリの『人間の土地』からの一文に出会えたことだけでも、この本を読んで良かったなと思います。

  • [0307]

  • 2007/08/25

  • 200612月1日読了かな。
    エッセイ〜。
    うーん。読み飛ばしたとこもアリ。
    でも、殆ど読みやすかったな。

  • いまいちだった><

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著者プロフィール

岸本 葉子
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に『エッセイの書き方』『捨てきらなくてもいいじゃない?』『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』『楽しみ上手は老い上手』『50代、足していいもの、引いていいもの』(以上中公文庫)、『ふつうでない時をふつうに生きる』『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』『60代、少しゆるめがいいみたい』(以上中央公論新社)、『ひとり老後、賢く楽しむ』『ひとり上手のがんばらない家事』(以上だいわ文庫)、『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『60歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『90歳、老いてますます日々新た』(樋口恵子氏との共著、柏書房)、俳句に関する著書に『私の俳句入門』(角川ソフィア文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『つちふる』(KADOKAWA)など多数。

「2024年 『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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