いつか、虹の向こうへ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1753
感想 : 156
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043897018

感想・レビュー・書評

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  • 横溝正史ミステリ大賞受賞作という事で読み始めました。
    心優しい元刑事といろいろな理由から同居している人たちの物語、
    登場人物がみな、心に傷を負っていて
    どのようにまとまるかを想像しながら読み進めました。
    中盤はゴタゴタしますが平和的な終わり方でした。

  • 文庫化されている伊岡瞬作品はこれで全部読んだ。最後はデビュー作。逆再生だ。

    少し荒削りなところも感じるが、さすかの構成力で伏線回収は小気味良い。長さもそれほどないので後半ガラッと話が変わる展開のタイプでも無かったが、謎解きの部分はうーんなるほど!と感心。

    文庫化されていない既刊単行本が早いとこ文庫化される事を願いつつ、暫く続いた伊岡瞬脳を別の作家の作品でほぐしていくことにしよう。

  • 最近では減ってきているように感じる本格的なハードボイルド。
    だが、ハードボイルドの中ではとても読みやすみ作品のように感じる。過去に影がある元刑事という設定は定番といえば定番だが、やはり面白い。
    最後に意外犯人をもってくるところもさすが。
    どこか堅苦しく、あまり良くないイメージがあったハードボイルドのイメージを覆してくれた。

  • またまた一気に読みました。冒頭から面白く、良い人がたくさん出てきたり都合良すぎると思われる展開もありましたが、真犯人は意外な人でした。井岡さん、またまたアンコールです。

  • 井岡瞬が書く主人公は優しくて
    ズタボロだけどカッコつけ方が最高にカッコいい

  • 想像していたのと違うハードボイルド系。

  • 元刑事の尾木さん宅には三人の同居人がいる
    そこに新たに一人の女性が加わり事が起こる
    現在進行形の中に同居人との出会いなど過去の
    事がちょいちょい挿入される
    現在のほうでは暴力団が絡み、尾木さんは
    傷だらけになりながらも事件を追う
    また同居人も巻き込まれストーリーに絡む
    いろんなことが次から次に起こり
    スピーディーではあった

  • 少しずつ明かされる尾木と同居人たちの過去に切なさが募った。家がなくなって彼らはどこに行ったんだろう。

  • 前半のほんわかな雰囲気とは打って変わり本編はハードボイルドもの。
    また彼らと美人局の生活を覗きたいと感じさせる。

  • 横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞のW授賞作品。なるほど映像化に向いていそうだ。実際に石田純一主演で映像化されているけど、
    それはストーリーがほとんど別物。

    小説は、おもしろかった。
    ストーリーはハードボイルドの要素を全部詰め込んだ感じ。だけど主人公はビビりなオジさん。
    でもなんの責任もないのに死にかけながら人助け。
    ビビりながら。
    少し登場人物と過去と要素が多くて混乱したけど最後にまとまったので読後感は良し。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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