別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 19044
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898107

作品紹介・あらすじ

"タイムマシンがあったらいつに戻りたい?"という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた-「…大学の頃、かな」。未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!?過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ完走。
    柴崎が可哀想すぎて、報われてくれ、報われてくれ、とずっと唱えていた気がする。
    何はともあれ大円団。

  • 今巻は、手塚と柴崎がメインでした。
    この2人は堂上夫妻の次に好きなカップルなので、読んでいて幸せでした。
    図書館戦争シリーズを全て読んでみて感じた事。
    (既に、今回で読むのは4回目ですけど...

  • 柴崎のストーカーの話、共犯の水島が本当に嫌な女だったな。ああいう被害的な女っているよなーなんて思ってたけどめちゃめちゃ嫌な奴だった。でもこのくらいの事件がないと柴崎と手塚はくっつかなかったんだろうな、と。ここまでくればお互い大事にする関係になるよな。活字のラブコメ最高なんだけど、こっちも実写で観てみたい

  • 途中の事件が気持ちが悪くて驚いたけれど、気になっていた皆のその後の話が書かれていてよかった。

  • シリーズの中で12を争う好きな話

  • ぅわーん。終わっちゃったぁ(ノ_<。)
    久々にすっごくときめいて萌えて楽しめたシリーズでした♥
    続きが早く読みたいッ!ってなったのも久々。
    楽しかったです♪

    「Ⅱ」は柴崎さんと手塚くんのお話かなぁ・・・と思っていたら、初っ端のお話がまさかの緒形副隊長!意外でビックリしました。でもこのお話のお陰で緒形副隊長も進藤さんも好きになりました。この2人の関係もいいですな。図書特殊部隊の面々はみんな好きです。

    そして次のお話は堂上さんと小牧さんの新人の頃のお話。今の堂上さんとは違った直情的な言動が微笑ましいやらかわいいやら。間々に挟まれている堂上家の夫婦生活も垣間見れてときめくやら萌えるやらで大変でした。おウチでの堂上さんはこの新人さんの頃のイメージと近い感じがしました。なんかかわいかった。そして意外に郁にシリに敷かれてる感じがありました。

    そして最後のお話はやっぱり柴崎さんと手塚くんのお話でした。や、この2人が上手くいくまでの話だと思えば、それは非常にときめくのですが、それまでの過程がホントに気持ち悪かった・・・。特に男性のよりも女性の方がより気持ち悪かったです。ホント、殴ってやりたくなるわ。
    なのでその間々に挟まれてる堂上夫妻のお話はホント癒しでした。あと、やっぱり男性陣同士で仲良しなのもツボ。緊迫した状況だったのだけども、堂上さんが手塚くんに「手塚。飲むな」って制するトコが非常にツボりました。人前なのに郁に対する態度がウチのものだったりする件も。

    しかし。今回は柴崎さんの心情がホントせつなくって。このシリーズで1番泣いたトコかもしれない。堂上さんのコトを好きになりかけたって話は目から鱗で、ぅえええ?!とビックリしました。2人をからかうために言ってたとばかり思ってたから。でもだから郁を正論で泣かせたのもそういう想いが少なからずあったからなのかなぁ・・・なんて思ったりしました。そして手塚くんに対して素直になった柴崎さんが、それをちゃんと受け止めてる手塚くんに、号泣ですよ。幸せになってよかった。

    水島さんも柴崎さんも結局根っこは一緒なんじゃないかな・・・と思いました。他人の恋愛を羨ましく思って、その人の立ち位置に成り代わりたいって想いは。誰だって羨むし妬むし。でもそれを自分本位に考えるか・・・犯罪に発展させるかはやはりその人の人となりというか、人間性なんだろうなぁ・・・と思いました。

    そして、有川さんの旦那さん、グッジョブ!!(笑)あとがきで有川さんがおっしゃってたところで終わってたら、私も読後消化できなかったかも。みんなが幸せになってる描写があってよかったです。ここでも堂上夫妻が萌えさせてくれるし♥

    そして最後のショートストーリーもほんわかあったかい気持ちになれて、そして泣けました。キャラクター紹介なので、玄田さんは稲嶺指令の右腕みたいなコトが書かれてあったけど、そういう描写が本編であまり書かれていなかったので、このショートストーリで2人のお話が読めてすごくうれしかったです。
    何巻かで有川さんが「稲嶺指令のイメージは児玉清さん」とおっしゃっていたので、今回読んでると稲嶺指令の口調が児玉さんな感じで脳内変換されてました。職場の人間が家族のようになっているのがすごく萌えます。こういうのって憧れます。そういう稲嶺指令だから図書隊の人はついてきたんだろうなぁ・・・ってすごく思いました。また逆に稲嶺指令がああいう事件に巻き込まれたのにも関わらず、憎悪のみに支配されずにいられたのは図書隊の面々がいたからなんだろうなぁ・・・と思いました。

    たくさん萌えたりときめいたりキャラ萌えしたりとアホな感情が大半をしめてましたが、その反面色々なコトも考えさせられたシリーズ作品でした。大好きなシリーズ作品になりました。

  • 見事な大団円。途中ストーカー犯罪が気持ち悪かったけど、ようやく、あのふたりは向かい合ったのね。よかったよかった。

  • 堂上&郁は脇役で、緒方さんと手塚&柴崎の話が中心。

    実のところ、緒方さんには話を通してそんなに注目していたわけではなかったのだけど、そんな過去が!?で一気に読み終わった

  • シリーズ通して最高だった。
    途中すごく嫌なシーンがあったが、最終的に幸せになれて本当によかった。

  • 図書館を舞台に戦闘もの。いい奈さんには斬新な設定でした。
    恋愛ものはあんま得意やないんやけど、この設定のおかげで楽しく読めた気がします。
    すてきな物語をありがとうございました。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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