- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043919024
作品紹介・あらすじ
人物に惚れ、真田幸村の配下となった霧隠才蔵は、猿飛佐助と共に風雲急を告げる大坂城に入城した。大坂の陣前夜、真田忍者と徳川方の切り札・柳生兵庫助との暗闘が始まった! 大河ドラマ原作者が描く本格忍者活劇
感想・レビュー・書評
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無錫の恵山古墳のお堀横で桂花紅茶飲みながら読みました。藍蛙でハンバーガー食べながら読んだ。最後は自宅で読み終わった。コロナで行動制約多いけど充実した週末になりました。面白かった。
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戦国忍者小説。霧隠才蔵、猿飛佐助らをし軸として真田十勇士の活躍を描く。
忍者、柳生一族、根来衆など、忍者小説の要素がふんだんに盛り込まれている。
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やはり初期作品は大味だ。真田との絡みもはしょり気味。う〜ん。どこまで遡るかな〜。
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いつお互い裏切ってもおかしくないような張りつめた関係性をキープしていた『風神の門』と比べると、こっちの才蔵と佐助はそれなりに仲間度がアップしていってましたね。
かといって馴れ合ってるというほどでもなく、期待していた適度な距離感だったのがよかったです。
もう1つ比べると、こっちの才蔵はけっこう人間くさいww
忍には不要と分かっていても風流に浸るのをやめられなかったり、戦が終わった途端連歌スランプに陥ったり、急に命を惜しむ気持ちが湧いたのはなんでだろうと悩んで半月間お堂に籠もってみたり、心の動きが色々と忙しい。
ヘタレ要素もちょっと持ち合わせた才蔵を楽しむならこっちでしょうか。
佐助に比べると微々たるものですが、他の十勇士にもそれぞれ何らかの出番が与えられてました。メンバーのうち半数くらいしか出てこない柴錬立川文庫を先に読んだからそう感じるのかもしれませんが。
真田家に関していえば、下巻後半から幸村が退場して息子・大助が二刀流で頑張ってましたが、やっぱり最後においしいところをもっていくのは親父だったというオチ。さすが頭脳労働者。