幽霊詐欺師ミチヲ２ 招かざる紳士淑女たち (角川ホラー文庫 く 2-2)

著者 : 黒史郎

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月23日発売)

感想・レビュー・書評

[あまりさんの感想 · 2022年2月10日]

カタリの苦手とする人物のチームとその曰くありげな背景に興味津々。霊身売買、殺傷、タラシ…カタリと対応ベクトルが違う面々だが、何やら抱えるものが重そう。最後まで語られるかなぁ＾＾；
ミチヲは今回かなり頑張った！マミコさんをサカキに盗られてからの彼女への執着は何だかよくわかんないけど凄まじい。それでいいのか～？と思うけど、この業界にどっぷり浸かっちゃった彼だからこそ、その想いがフクザツに変化したのかも。どうケジメをつけるのかが見どころですｗ

著者プロフィール

黒 史郎　（くろ・しろう）

小説家として活動する傍ら、実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」シリーズ、「異界怪談」シリーズ『暗渠』『底無』『暗狩』『生闇』『闇憑』、『黒塗怪談 笑う裂傷女』『黒怪談傑作選 闇の舌』『ボギー 怪異考察士の憶測』『実話怪談 黒異譚』『川崎怪談』ほか。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」各シリーズ、『未成仏百物語』『黄泉つなぎ百物語』『ひどい民話を語る会』など。

「2023年 『横浜怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」