- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044001025
作品紹介・あらすじ
「春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空 藤原定家」「幾夜われ波にしをれて貴船川袖に玉散る物思ふらむ 藤原良経」など、優美で繊細な古典和歌の精華がぎっしり詰まった歌集を手軽に楽しむ決定版。
感想・レビュー・書評
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新古今和歌集 上
著:久保田 淳
角川ソフィア文庫
八代集の最後を飾る勅撰歌集
平安期より、鎌倉期の初期の歌を集めた歌集である
新古今和歌集は、古代(平安)から中世(鎌倉)へと政治体制が変わるはざまの歌集である
古今和歌集 古今
後撰和歌集 後撰
拾遺和歌集 拾遺
後拾遺和歌集 後拾遺
金葉和歌集 金葉
詞花和歌集 詞花
千載和歌集 千載
◎新古今和歌集 新古今
百人一首のうち14首が新古今和歌集から引用です。
目次
<上巻>
真名序
仮名序
巻第一 春歌上 1-98
巻第二 春歌下 99-174
巻第三 夏歌 175-284
175 春過ぎて夏来にけらししろたへの衣ほすてふあまのかぐ山
巻第四 秋歌上 285-436
413 秋風にたなびく雲のたえまよりもれ出づる月の影のさやけさ
巻第五 秋歌下 437-550
483 みよし野の山の秋風さ夜ふけてふるさと寒くころもうつなり
491 村雨の露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋のゆふぐれ
518 きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む
巻第六 冬歌 551-706
620 鵲のわたせる橋に置く霜のしろきを見れば夜ぞ更けにける
675 田子の浦にうち出でて見れば白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ
巻第七 賀歌 707-756
巻第八 哀傷歌 757-856
巻第九 離別歌 857-895
巻第十 羇旅歌 896-989
<上巻>
ISBN:9784044001025
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:496ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2007年03月
発売日:2007年03月24日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
俊成が好きだなあ。古今はあまり評価しないが、万葉と新古今は好いと思う。俳諧なら蕪村に代表される天明の中興俳壇を思う。
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2018.3.1~8.27
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昔の人ってなんでこんなに素敵な歌を詠めるんだ・・・!と感動してしまいます。素晴らしすぎる。