新古今和歌集 下 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001032

作品紹介・あらすじ

恋の歌「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることのよわりもぞする 式子内親王」、「幾夜われ波にしをれて貴船川袖に玉散る物思ふらむ 藤原良経」など、上下で約2000首を擁する勅撰和歌集。

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  • 新古今和歌集 下

    著:久保田 淳
    角川ソフィア文庫

    八代集の最後を飾る勅撰歌集

    平安期より、鎌倉期の初期の歌を集めた歌集である
    新古今和歌集は、古代(平安)から中世(鎌倉)へと政治体制が変わるはざまの歌集である

    古今和歌集 古今
    後撰和歌集 後撰
    拾遺和歌集 拾遺
    後拾遺和歌集 後拾遺
    金葉和歌集 金葉
    詞花和歌集 詞花
    千載和歌集 千載
    ◎新古今和歌集 新古今

    百人一首のうち14首が新古今和歌集から引用です。

    目次

    <下巻>

    凡例
    巻第十一 恋歌一 990-1080

    996 みかの原わきて流るるいづみ河いつ見きとてか恋しかるらむ
    1034 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする
    1049 波潟みじかき葦のふしのまもあはでこの世を過ぐしてよとや
    1071 由良のとをわたる舟人かぢをたえ行方も知らぬ恋のみちかな

    巻第十二 恋歌二 1081-1148
    巻第十三 恋歌三 1149-1233

    1149 忘れじの行末まではかたければ今日かぎりの命ともがな

    巻第十四 恋歌四 1234-1335
    巻第十五 恋歌五 1336-1435
    巻第十六 雑歌上 1436-1587

    1499 巡り逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜はの月かげ

    巻第十七 雑歌中 1588-1689
    巻第十八 雑歌下 1690-1851

    1843 長らへばまたこの頃や忍ばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき

    巻第十九 神祇歌 1852-1915
    巻第二十 釈教歌 1916-1978
    解説
    地名一覧
    初句索引

    <下巻>

    ISBN:9784044001032
    出版社:KADOKAWA
    判型:文庫
    ページ数:480ページ
    定価:1100円(本体)
    発行年月日:2007年03月
    発売日:2007年03月24日

  • 尻すぼみ感。神や老や仏はいつの世にも類想を生みやすいことがわかる。

  • 上巻を読み終えたら、読むつもりです。

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著者プロフィール

1933(昭和8)年、東京生れ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。文学博士(東京大学)。東京大学教授、白百合女子大学教授を経て、東京大学名誉教授。日本学士院会員。専門は、中世文学、和歌文学、日本文学史。主な著書、『新古今歌人の研究』(東京大学出版会、1973)、『新古今和歌集全注釈 全六巻』(角川学芸出版、2011~2012)、『久保田淳著作選集 全三巻』(岩波書店、2004)、『花のもの言う』(新潮選書、1984。岩波現代文庫、2012)、『隅田川の文学』(岩波新書、1996)、『富士山の文学』(文春新書、2004。角川ソフィア文庫、2013)、『ことば、ことば、ことば』(翰林書房、2006)、『藤原俊成 中世和歌の先導者』(吉川弘文館、2020)など。
1997年より、『和歌文学大系 全八十巻』(明治書院)の監修者として、現在まで五十四巻を刊行。残る二十六巻も進行中。

「2020年 『「うたのことば」に耳をすます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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