- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044001230
作品紹介・あらすじ
近代日本黎明期の明治4年から1年9ヵ月間にわたり、米・英・欧州各国を歴訪、それぞれの自然風土、政治経済、歴史文化までをつぶさに視察した明治日本のリーダー達は、西欧社会に何を感じ、日本の未来をどう考えたのか。第一級の比較文明論ともいえる大ルポルタージュのエッセンスを抜粋、圧縮して現代語訳。背景や意義をわかりやすく解説する註解も数多く配し、すらすら読める! 美麗な銅版画108点収録、文庫オリジナルの縮訳版。
序 文
第一編 アメリカ合衆国の部
第一巻 太平洋渡航
第二巻 アメリカ合衆国総説
第三~四巻 サンフランシスコ―最初のアメリカ体験
第五~九巻 大陸横断鉄道の旅
第十巻 コロンビア特別区
第十一~十三巻 ワシントン―条約改正交渉待機の日々
第十四~十六巻 北部巡覧の旅
第十七~二十巻 アメリカ出発まで
第二編 イギリスの部
第二十一巻 イギリス総説
第二十二~二十三巻 ロンドン 1
第二十四~二十五巻 ロンドン 2
第二十六~二十七巻 リヴァプール
第二十八~三十巻 マンチェスター、グラスゴー
第三十一~三十二巻 エディンバラ、山岳湖水地方遊覧の旅
第三十三~三十六巻 ニューカッスル、ブラッドフォード、
第三十七~三十九巻 スタッフォード、ワーリック、
第四十巻 ロンドン後記
第三編 欧州大陸の部(上)
第四十一~四十三巻 パリ 1
第四十四~四十六巻 パリ 2
第四十七~四十八巻 パリ 3
第四十九~五十一巻 ベルギー
第五十二~五十四巻 オランダ総説、ハーグ、ロッテルダム、
第五十五~五十六巻 西部鉄道でプロイセンへ
第五十七~六十巻 ベルリン、付ポツダム
以下、全百巻
感想・レビュー・書評
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『特命全権大使 米欧回覧実記』は、岩倉使節団の使節紀行纂輯(さんしゅう)専務心得(資料収集、記録係)を命じられた久米邦武〈くめ・くにたけ〉が明治11年に全100巻として完成したもの。各巻はそれぞれ400ページ近くある。
https://sessendo.blogspot.com/2020/07/blog-post_20.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は、当時のアメリカ・ヨーロッパを再発見するに留まりません。特に第一編のアメリカ合衆国の部は、アメリカと日本の違いを指摘した上で批判的に論じているわけですが、日米の違いの本質は、ひょっとすると今日も変わっていないのではないかという気がします。つまり、日本社会の性質は、150年前からなんら変わっていないということです。150年前のアメリカから、今日の日本社会に対する洞察を得ることができると感じました。
http://naokis.doorblog.jp/archives/Iwakura_Mission_America.html【書評】『現代語縮訳 特命全権大使 米欧回覧実記』アメリカ編 : なおきのブログ
<目次>
序 文
第一編 アメリカ合衆国の部
第一巻 太平洋渡航
第二巻 アメリカ合衆国総説
第三〜四巻 サンフランシスコ―最初のアメリカ体験
第五〜九巻 大陸横断鉄道の旅
第十巻 コロンビア特別区
第十一〜十三巻 ワシントン―条約改正交渉待機の日々
第十四〜十六巻 北部巡覧の旅
第十七〜二十巻 アメリカ出発まで
第二編 イギリスの部
第二十一巻 イギリス総説
第二十二〜二十三巻 ロンドン 1
第二十四〜二十五巻 ロンドン 2
第二十六〜二十七巻 リヴァプール
第二十八〜三十巻 マンチェスター、グラスゴー
第三十一〜三十二巻 エディンバラ、山岳湖水地方遊覧の旅
第三十三〜三十六巻 ニューカッスル、ブラッドフォード、
第三十七〜三十九巻 スタッフォード、ワーリック、
第四十巻 ロンドン後記
第三編 欧州大陸の部(上)
第四十一〜四十三巻 パリ 1
第四十四〜四十六巻 パリ 2
第四十七〜四十八巻 パリ 3
第四十九〜五十一巻 ベルギー
第五十二〜五十四巻 オランダ総説、ハーグ、ロッテルダム、
第五十五〜五十六巻 西部鉄道でプロイセンへ
第五十七〜六十巻 ベルリン、付ポツダム
2018.04.22 読書開始
2018.05.01 読了 -
「縮訳」ということで1冊にコンパクトにまとまっている。
何しろ岩波文庫でも5冊で1セットだから、
全巻読むには大変な時間を要するが、
素人がエッセンスを知るにはこの1冊でも充分。
詳しい感想は後日書きます。