若冲 JAKUCHU ジャパノロジー・コレクション (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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本棚登録 : 69
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001575

作品紹介・あらすじ

神の手をもつと言われる江戸時代中期の異能の画家、伊藤若冲。その卓越した細密画は多くの人を惹き付け、海外での評価も高い。大作『動植綵絵』は、日本美術史における花鳥画の最高傑作。ほかにも大人気の『菜蟲譜』や『百犬図』、二〇〇八年に発見された『象と鯨図屏風』など主要作品をオールカラーで掲載。彩色、木版、水墨と、多種多様な技法を駆使して描かれた絵を一点一点詳細に解説し、緻密な調査に基づいた人物像なども明らかにした、若冲ファン必携の書。『Kadokawa Art Selection 若冲 ――広がり続ける宇宙』を新装改訂。

感想・レビュー・書評

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  • 理路整然とした説明を期待して買ったらエッセイだった.

  •  「新しい若冲観」ということばが頻発するが、そもそも前提となる若冲観を知らないわが身のにわかっぷである。
     若冲について基本的なことを学んだうえで、発展的に学びたいときに読む本なんだろうか。
     気になるのが、謙遜したいのか、権威をかさに着たいのか、成果を誇りたいのかポジショニングに悩んでいそうな箇所がいくつか。
     若冲より著者の心の動きの方が面白そう。

  • 江戸時代の異能の画家・若冲の人物像から歩み、代表的作品をフルカラー掲載と解説。作品論より作家そのものにフォーカスしている。もう少し作品についての論考があると良い。

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著者プロフィール

狩野 博幸(かの・ひろゆき):1947年福岡県生まれ。日本近世美術史家、前京都国立博物館名誉館員。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業。同大学院博士課程中退。京都国立博物館を経て、同志社大学教授。専門は桃山絵画、江戸絵画。特に狩野派・長谷川派・琳派・18世紀京都画派が研究領域。京博時代は、数々の名企画展を手がけた。主な著書に、『目をみはる 伊藤若冲の『動植綵絵』』『狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風』(小学館アートセレクション)、『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社 とんぼの本)などのほか、美術全集、美術展図録の解説など多数。

「2022年 『江戸絵画 八つの謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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