- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044004668
作品紹介・あらすじ
合衆国の理念を形作ってきたキリスト教。アメリカ大陸の「発見」から現代の反知性主義に至るまで、宗教国家・アメリカの歩みを通覧する一冊。神学研究のトップランナーが記す、新しいアメリカ史。
感想・レビュー・書評
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2020年のアメリカ大統領の報道を見ていて、アメリカの歴史にはキリスト教の問題が根深く存在していることを知り、興味を持ったので読んでみました。
アメリカ大陸発見からトランプ大統領までアメリカの歴史が変わる瞬間には常にキリスト教が関わっているということがよくわかる本でした。
特にヨーロッパで迫害されていた少数派の聖職者たちがアメリカに渡って、今度は先住民を迫害していたという事実を知って、宗教対立の難しさ、知性と教養の大切さを改めて感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やはりアメリカ史はキリスト教の理解なくして学べないと痛感させられました。
本書の内容は、冗長な記述もなくとても簡潔でありながら、しかし要点はきっちり押さえてあって、まさに過不足なく書かれているといった印象です。
アメリカ・キリスト教史を学ぶ第一歩として最適な基本書といってよいでしょう。
ないものねだりで注文をつけるとすれば、各州の位置がわかる地図と、各宗派に関するごく簡単な説明が冒頭にあればなおよかったでしょうか。
そのあたりの基礎知識がなかったため、「メリーランドが……」とか「メソジストが……」とかいう記述が出てくるたびに、その州の位置や宗派の概要を調べないといけませんでした。 -
興味深い内容であったが、少し物足りなかった。
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タイトル通り。新大陸発見から現代まで200頁ほどによく纏まっている。各教派毎の説明と人物や用語に都度英訳がついているので、基礎書籍として使い易そう。
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東2法経図・6F開架:192.5A/Mo55k//K
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キリスト教の知識がなく恐らく1/10も吸収できてないけど、宗教を軸にすることでアメリカ史の点と点が繋がった感じ。面白かった。