- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044007249
作品紹介・あらすじ
死のそばにいつも居る、死を司る「死神」とは何者か。三遊亭円朝の落語「死神」、グリム童話「死神の名づけ親」、織田作之助「死神」、「死神」が登場する漫画。古今東西の至高の短篇を集めたアンソロジー。
感想・レビュー・書評
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全然怖くなかった。原典グリム童話と落語の取り合わせや小山内薫と鈴木鼓村をセット読みができたのは貴重か。水木しげる『死神のささやき』織田作之助『死神』は珍品読めてよかった。アラルコン『背の高い女』が一番タイトルに相応しい。
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死に神にまつわる話を集めたアンソロジー。
すでに知っていた
・有名な落語の「死神」
・グリムの「死神の名づけ親」
のほかに
読んだ事のなかった
・武者小路実篤「死神と少女」
・小山内薫「色褪めた女」
水木しげるやつのだじろうの漫画まで。
幅広い作品が収められている。
どの時代にもどの国でも
人間の死への恐怖は尽きることがなく
死神の作品ご生まれるのかもしれない。
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人を死の世界に導く存在ということで、”死神”というと怖ーいイメージを持っていたが、本書収録作ではアラルコンの「背の高い女」などは不気味で正にそのように感じられたが、落語に出てくる死神だと、何となくユーモラスな印象。
久々につのだじろうの恐怖漫画を読んだ、あの絵柄が懐かしい。 -
「超入門!落語 THE MOVIE」を見てから「死神」は大好きなので2パターン楽しめるのありがたい。あと、織田作之助「死神」が良い!と思ったら、未完なの!?嘘でしょ、オダサク!!続き気になるよ!!勿論、つのだじろう「死神の涙」もめちゃ良い。最高。
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落語の死神や水木しげるやつのだじろうの漫画など、色々なジャンルから集めたところは興味深いが、収録作品数が少なすぎる。「死神」を題材にするなら、もっと多くの作品を掲載出来ると思う。
読み応えとしては量的にも内容的にも、軽すぎる感じ。
収録されている、個々の作品には満足した。 -
死神は身近にいる。
死神は死に関わるイメージだったが、本書を読んで生にも干渉する事もあるんだなと思った。