- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044231019
作品紹介・あらすじ
「お嬢さま、もう無理です!追いつかれます」「大丈夫よ。みなさんがついているじゃないの」ウインスロウ家の娘、キャサリンは、ここに至って、ようやく用心棒たちに声をかけた。ことの始まりは一通の手紙。隣国の幼なじみに危機が迫っていると聞いたキャサリンは、侍女ひとりと、風変わりな四人の用心棒を連れて旅立ったのだが…破天荒なお嬢さまと、動物の姿に変身できる不思議な人々が織りなす、ファンタスティック・ストーリー登場。
感想・レビュー・書評
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西部劇+モフモフ
お嬢様が真っ直ぐで、でも柔軟な考え方で好感触
これファンタジーですが人種差別の話でした
でも、爽快なので後味スッキリです
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獣人が好きな方は是非是非読んでください!
茅田さんの作品は、ある意味、安心して読めます。
エンターティメントを楽しむかんじで、スカッとします。
登場人物の精神構造が皆たくましいせいかと。
この方の書かれるファンタジーは、
主人公格多いというか、超・絶・美形がわんさかでてきたり、
地位の高い人やお金持ちやら
その上にスーパーマンが多くて(軽くオリンピック越)(それもまた楽しいんですが) 若干おいてけぼりを感じることもあったんですが
それが些細に思えるほど獣人の良さが楽しめました
獣のときと人間の時のギャップが、うまくその人の人となりを引き出していて、オモシロイ。 ファンタジーならでは。 -
[江東区図書館]
レディ・ガンナーの第1巻。
旧いだけでなく、他のシリーズほど著名でないせいか、なかなか揃っておらず、シリーズ順を調べてから個々に探す羽目に、、、、そしたらこの巻に関しては後版が出ていて、イラストはそちらの方が好みだった!ので少し失敗。
筆者自身が書きたかった内容なんだろうけれど、そもそも"カドカワスニーカー文庫"である上に、イラストもイラストなので、、、天使シリーズ以上に幼い感じに。ただ、読み始めてしまえば話自体は面白いので気にせず読めるし、茅田砂胡独特の正義感というか、倫理観と言うか、一本筋の通った主人公とそうでない悪漢たちとの感覚やズレというのは相変わらず小気味よく読めた。きっとイラストが違えばもう少し大人っぽく落ち着いた世界観になっただろうな。
マンビーストはそのままなのだが、アナザーレイスのブリジアンやインシードについての解釈は何回読んでもすんなりと記憶できない自分に少しいらだったけれど(笑)、相変わらず主人公側は猪突猛進なタイプなので、細かいことを気にせずストーリーに乗っかってしまえばどんな危険も何のそので楽しい。
途中まではフランツと結婚したがっているアンジェラが諸悪の根源かと思っていたけれど、そうでなかったので彼女の心情が最後少し気になった。それにてっきり初巻が終わればこのまま用心棒4人とキャサリンは何らかの形で組み続けるのかとも思いつつ読んでいたけれど雇用が終わればさようなら、またね、だったのが少し意外。 -
「冒険」「大追跡」「宝石泥棒」を再読
読み始めて
次にふと気がついいたら次巻を読んでいる途中だった
何をいっ片鱗(以下略
ああ恐ろしい恐ろしい
一度手に取ったらやめられない止まらない魔力の高さ
冷静に離れてみればそんなにすごくみえないのだが
文章は読みやすく平易そっけないようでいて
登場人物に読者を感情移入させる場面でのたたみかけはただことでない
鷲掴みである
キャサリンもニーナも用心棒もあえて距離をとって描かれていて
それだけに感情移入をさせられていると感じさせてくれるのが読書の快感となる
天晴れ感服の腕前
2009/7/28
作者は素で書いているのか技巧で書いているのか知らないが
間違いなく実力者
公爵はなぜ船を使わなかったのかとか
無意味に男性登場人物が美形とか
そもそもどこがレディガンナーなのかとか
いくらでもわきの甘さはあり
中央公論版で『デル戦』を読むと軽く思えるのだが
ライトノベルでみるとまさに一読書を置くに能わずの剛腕が
他といかに隔絶しているか良くわかる
作品としてどうかより恐ろしいまでの筆力に感服する -
デルフィニア戦記の著者だったので購入。デルフィニアと比べると見劣りしてしまう。軽いのりが好きな人向きの小説である。
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異人種がぞろぞろでてきて楽しい。
キャサリン、男前~。こういうかっこいいお嬢さんは大好きです。 -
茅田さんの描く主人公の心の強さが本当に大好きです。
中でもキャサリンは良くも悪くも茅田作品における普通のお嬢さんです。でもまぁ、茅田作品ですから。お約束はお約束としてあると思います(笑) -
猫や蜥蜴などになれるアナザーレイスや人間(ステレオタイプ)との子孫であるインシードがともに住む世界。ちょっと?お転婆なお嬢様が荒野を用心棒たちとともに旅にでる。旅ではいろんな価値観や能力を持つ人たちと出会って…。大岡裁き的な解決も?面白い。
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再読ー。
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デルフィニアには遠く及ばないが、
やっぱりこの作家は読ませるだけの力を持っていると思う
(↑偉そうでスミマセン…)