妄想代理人 (角川ホラー文庫 105-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044250058

感想・レビュー・書評

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  • 文庫なので薄く小さく、まあ軽いノベライズだろうと思いきや、段々と歯車が狂って行くのに嵌りだして、人によっては最後まで怒涛の勢いで読むかと思います。
    私はアニメの方をまだ見てないのですが、これを読んでどんな雰囲気なのかは掴めたかもしれません。
    日常からそれぞれがおかしくなる様は、どことなく淋しくて、痛快でした。

  • 【214】

  •  この救いの無さ……読み終えた後、某スティーブン・キングのミスト以上の虚無感が襲ってきましたとさ。久々に精神的にくるものがあった。

     ラストがもう本当にやるせない。

  • 今敏監督作品をいくつか見ようと決めて
    「東京ゴッドファーザーズ」と「パプリカ」は
    DVDで見まして、おもしろかった!
    「妄想代理人」は気になりつつ
    映像で見るのが怖すぎて本にしました。
    あぁ怖かった…。

    妄想が現実になるとき
    夢が実現する時にうまれる
    今敏監督は「歪み具合」を表現するのが
    本当にうまい人だと思います。

  • 大好きな1冊。

  • 大好きなパラレル系アニメ!

  •  久しぶりに購入した本です。
     テレビでやっていたらしいんですが、無夜は見てないです。チラシを見て興味はあったんですけれど、縁がなかった。
     でも、とっても気になっていたので、単行本になったのを見て衝動買いしました。

     バットでの通り魔事件が頻発する。犯人は金色のローラーブレードを履いて、野球帽を目深に被った少年。
     その、少年というキーワードによって、十九才の大学生は暗い欲望を表面に引き寄せてしまう。
     人を殺すならば、少年法に守られている今だ。
     彼の家庭は裏側では崩壊していた。優等生の妹は麻薬に溺れ、父親は妻(母)を殺害していた。壊れ、崩れている中で、それぞれは妄想を培っていく。


     テレビでも見たかったな。不気味な雰囲気の絵で、よかった。
     小説だけを読めば、救いがないし、よくあるホラー。でも、無夜はこういうのけっこう好きです。

  • 世間を騒がせる通り魔「少年バット」の幻影が、家族の心の奥底に隠された願望を妄想へと変えていく・・・。TV化された戦慄のホラー。

  • まだアニメみてないですが、おもしろうそうなので・・・

  • アニメのノベライズ…っていうか、アニメの外伝的な話しなんだけど、これは一体…とか思う。
    同じ書いてる人で、私は東京ゴッドファザーの方が好きだと思う。

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著者プロフィール

今 敏(こん さとし)
1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。漫画家、アニメーション監督。大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、漫画家としてデビュー。漫画作品としては『海帰線』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石 -今 敏全短篇』(以上 講談社・刊)、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』(以上 徳間書店/復刊ドットコム・刊)がある。
1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。
2010年8月24日逝去。享年46歳。

「2023年 『今 敏 MANGA選集 3 海帰線 [ワイド版・生原稿ver.] KAIKISEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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