螺旋のゆくえ (角川ルビー文庫 23-47 富士見二丁目交響楽団シリーズ 6部)
- 角川書店 (2007年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044346515
作品紹介・あらすじ
バイオリニストとして一皮剥けた演奏を披露した悠季に、大舞台の申し込みが舞い込んだ。圭の率いるMHK交響楽団からのソリストとしての競演の申し込みだ!いまや世界的指揮者として名を馳せる桐ノ院圭からの挑戦状-。恋人同士ではあるけれど、音楽家として譲れないプライドをぶつけ合う二人の関係は、圭の不用意な失言で剣呑な空気を孕み-!?話題作「雪嵐」を悠季視点で描いた、待望の書き下ろし新作。悠季と圭の史上最大の夫婦喧嘩(!?)の行方は…。
感想・レビュー・書評
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第6部8巻目
初めてのM響との競演を巡る初めての圭と悠季の大喧嘩の模様。
タイトル『螺旋のゆくえ』の螺旋はバイオリンにおける技術向上でもそうなんだけど、二人の仲にも当てはまるんだよね。
喧嘩は必要なものだという。
喧嘩しない恋人同士はいない。
という訳でエチ場面は無し。
書き下ろしで仲直りエチを甘く入れてくれれば良かったのに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎度おなじみ(?)ヴァイオリニスト守村くんとコンダクター圭のすったもんだの毎日<をい
ま、そんな感じです。
ソリストが急にキャンセルになって、守村くんにM響デビューって大舞台が回ってきたんだけど…。
うーん。
も、そろそろ曲の解釈云々でぶつかるのやめた方がいいんじゃないかな。
確かに、こうやって音楽的には対立してるんですよ、って構図はわかりやすいし「萌え」なんだろうけど、でもな、螺旋どころか、不思議絵状態で同じ高さをぐるぐるやってるようにしか見えなくなってる。
と、クラッシック絶対で、ビートルズも認めない守村くんって…。
じゃ、ガーシュインもだめっすか? バーンスタインも、って突っ込みたくなる。
基本的に、守村くんにはイラっとしてるので、このキャパの小ささが気になるわけだ。つか、大学の生徒がアホすぎ。
と、最後の方の、なんかジェンダーなアンチフェニミズムな…。
まぁ、BLなので、受けであるとか責めであることが重要なんだろうけど、でもなぁ。受身であることの呪縛から解き放たれて存在、ってことにはならないのか??
よしながふみの、その後のアンティークの話は、そういう所にいってると思うから、出来ないことはないと期待してるんだがな。 -
富士見二丁目交響楽団シリーズ〈第6部〉-08
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12月10日読了。