ぼくはぼくが好き: 家族の肖像 (角川ルビー文庫 36-1)

著者 : 神崎春子

• KADOKAWA (1996年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ayaさんの感想 · 2006年6月15日]

タイトルで買ったBLノベルです。表題作はあまり･･、なかの「おとうと」という話があまりに痛々しくて美しくて心震えました。

[りえぴょんさんの感想 · 2023年4月13日]

「おとうと」と「け」が良かった。コミカル入ってるのもイヤじゃないけど、どっちかというとシリアスな神崎さんを読みたい。「おとうと」は女の視点から描いたところが良かった。BLにやたら女が絡んでくるのは個人的には好きではないのだが、神崎さんの小説に出てくるカギとなる女性の存在は上手いアクセントになっていると感じる。神崎さんの描く受けのパターンもだいたい掴めてきた。文章が上手くて読んでいて心地よいので、今後も神崎さんの作品をもっともっと堪能したい。