- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044416126
作品紹介・あらすじ
時は平安。稀代の陰陽師・晴明の孫でありながら、見鬼の才がまったくない安倍昌浩・13歳。都外れで打ちひしがれていると、目の前にぽとりと、不思議な白い物の怪が落ちてきて…(霧の籬を吹き払え)。年末年始の来客から身を隠すため、急遽安倍邸から無人の邸に移った藤原彰子。だがその邸には、さる姫君と笛師との、哀しい因縁が眠っていた…(うつつの夢に鎮めの歌を)など計4作を収録した、少年陰陽師選りすぐりの短編集。
感想・レビュー・書評
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どの短編も好き。
昌浩ともっくんの出会いの話
朧車との対決の話
彰子の隠れ屋敷での話
晴明と高淤の神の話。
彰子が安倍の家から一時避難している時の話は切なかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これくらいがいいです。
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番外編短編集
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短編集第1弾
昌浩君ともっくんの出会いの物語や、昌浩君と彰子姫と哀しき魂たちの物語など4作品が収録
私はやはり、4作品の中なら出会いの物語が好きだ
ここから半人前の陰陽師と物の怪?の冒険が始まったのかと思うと感慨深い
妖が視えず何をやっても上手くいかない昌浩君にとって、もっくんと出会うべくして出会ったことは救いにもなったのではないかと思うんだ
「お前、俺の目にならない?」
この始まりのことば、今後のことを思うとこの言葉が重々しいものに感じられるのは気のせいでは無いはず -
記録。
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シリーズ8巻目・番外編・短編集
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【再読】シリーズ8作目、番外編1。
霧の籬~:昌浩ともっくんの出会い(仮)と初調伏。もっくんのわざとらしい演技がツボ。/朧の轍~:車之輔式になる、の巻。ますます車之輔が好きになる話。/うつつの夢~:正月大騒動兼雑鬼とお姫の出会い。雑鬼たちが可愛い。/玉箒~:高淤の神とじい様の雪見酒。キンと冷えた神々しい空気が伝わってくる。
番外編らしい話が多く、息抜き読書にちょうどいい感じ。 -
短編集