マギの魔法使い: エメラルドは逃亡中! (角川ビーンズ文庫 44-11)
- 角川書店 (2007年8月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044497118
作品紹介・あらすじ
突然、正体不明の連中にさらわれてしまった美貌の白魔女エメラルド。勝ち気で正義感たっぷりのエメラルドは、薬で記憶喪失になった少年トトを助け出し脱出!…したのはいいが、そこは故郷からはるか離れた異国だった。さらに、どこかうさんくさい美青年ウォレスや、彼女を強奪しようとする野性的なラグナなど、謎めいた男たちが次々現れて…!?世界の命運を握る少女エメラルドをめぐって、恋と陰謀の争奪戦スタート。
感想・レビュー・書評
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2010年4月13日読了
展開が早くてスリリングで、とてもよかったです。
なにせ初っ端からエメラルドが誘拐されて始まるわけで、何かが動き出すんだろうなーとワクワクして待ってると、誘拐先が二転三転してかなりめまぐるしく居場所が変わる…。
しかし、あんな状態でエメラルドは無事に家に帰れるのか…!?
ま、マギにたどり着くまでに色々ありそうなのでそれを楽しみに続刊を読みたいと思うww
大好きなオズの魔法使いがモチーフのお話ではあるわけですが、かなり人物像が面白くてイイヽ(^o^)丿
プリポジはカカシであるウォレスですが、ブリキに該当するだろう≪傭兵王≫ハルベルトにライオンである獅子の一族の若様・ラグナ。性格は…まるっきり違いますけどねー。ラグナなんかどこが臆病だよ!みたいなww ラグナの男前な俺様ヘタレ具合は大好物です!きっと、彼の恋は成就しないだろうけど、そんなところがまたイイ男っぷりを上げるんだと思う\(^o^)/ ウフフ、今後どんな活躍を見せてくれるのかしら。
逆にウォレスはエメラルドを避けていた為、ぶっちゃけ飄々とした男というイメージ以外ないんだよね(;一_一) もうちょっと個性掴みやすいと良いんだけど、それが『人形』ゆえなんでしょうか。生み出され、その中で1番人間らしい心をもつ者を選ぶっていうのは、まさしくカカシっぽいですよね!
で、今回もっとも活躍して苦労したのはハルベルト。どうやら≪傭兵王≫と呼ばれているようですが、それが一体何を示すのかは明かされていません。その内明らかになっていくんだと思うけど、≪傭兵王≫の不死伝説ってのと関係あるのかな?ラグナがそんなこと言ってたし。しかし、一晩で切断された腕がくっついちゃうとこなんか、ブリキ男っぽい\(^o^)/ けど、ブリキ男で傭兵なのに眼鏡キャラww ちょっと意外ですよね!今回はエメラルドを守るため、すごい活躍を見せてくれたのでぶっちゃけ1番印象に残ってます!
本来ならば愛犬であるはずのトトは≪真実の星≫の一員ということで、一応、現時点ではウォレス一行の敵らしき組織所属…になるのかな?でも、茶番の為に奴隷薬をわざと飲んでいた模様。最終的に、トトはエメラルドとカルロスのどちらかを選ばなければいけなくなると思うんだけど…どうなるんだろう。今は奴隷薬のせいで、エメラルドの言葉に従順に従っていたけど…。カルロスに言われてエメラルドたちと合流するため、別途旅立って行ったけどどの辺で合流するのかしら?ほとんど喋ってないし、薬の件もあるので、実際の彼の性格がすっごく気になります!
その他にも続々いますが、メインはこんな感じ。
今回は退けたアルフェッカが今後も関わってくるんでしょうか。とはいえ、洪水に流されちゃったしなー。捜索中されてるけど、今後は≪真実の星≫なのか、個人でしでかしてくるのかは不明。ここで引き下がるとは思えないし…ううむ(-"-)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■き089
#マギの魔法使い―エメラルドは逃亡中!
#1階本棚
#中学生向き
■出版社からの内容紹介
突然、正体不明の連中にさらわれてしまった美貌の白魔女エメラルド。勝ち気で正義感たっぷりのエメラルドは、薬で記憶喪失になった少年トトを助け出し脱出!…したのはいいが、そこは故郷からはるか離れた異国だった。さらに、どこかうさんくさい美青年ウォレスや、彼女を強奪しようとする野性的なラグナなど、謎めいた男たちが次々現れて…!?世界の命運を握る少女エメラルドをめぐって、恋と陰謀の争奪戦スタート。
#252ページ
#寄付本 -
ラグナの部族の里でのシーンがとても好き。
世界観がすてきだなーと思いました。ラグナかわいい。
台詞回しやかけあいもすてきだなー。 -
オズの魔法使い。
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おすすめしたい一作です。
ライトノベルを読んでこんなに満足したのは久しぶりでした。 -
出てくるキャラクターが凄く魅力的。
さらっと毒舌な腹黒カカシと男前魔女ッ子ヒロインが気になりましたらどうぞ。
逆ハーみたいな設定ですが甘くないです。
人物描写に艶があってとってもよろしい。 -
目覚めたところは飛行艇。誘拐されたらしい白魔女エメラルドだが、それもつかの間。飛行艇が襲われパラシュートで飛行艇から脱出することに。そして着地したところは国外だった。エメラルドが狙われる理由とは?
周りが男ばかりなのに全然逆ハーを感じないところがすごいなーと思いました。他の本と何が違うんだろう。
魔女という設定ですが、魔法を使えるとか魔力があるとかではなく薬草学とかそういう知恵系のようです。直感はいいらしく占術は得意みたいです。主人公は魔法は使えないのですが魔法はでてきて、いまいち定義がつかみきれなかったです。
傭兵王の腕やカルロスのイラストが気になります。そして有名人のエメラルドの大婆様や父の妹のシルのお話も読んでみたいなと思いました。今回はまだ始まったばかりという感じなので、どのようにお話が進んでいくのか楽しみです。 -
エメラルド頑張ってっ!って感じです。うーん。ウォレスよりラグナの方が好きになりそう。