白と黒のバイレ 踊れ、終演のカンテと共に (角川ビーンズ文庫 44-19)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 103
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044497194

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    ブランカの王家の姫としての矜持はすごく立派。
    作者が何を伝えたかったのか、ダイレクトに伝わり、いい作品だと思う。
    個人的にセロとブランカの身分差の恋愛もすごく丁寧にかかれていて好き。

  • シリーズ第3冊目。なんだか今回で完結っぽい気がするけど、来月も本が出るみたいなのでまだ終わってないって事なんかな?
    と思ってたら4冊目は短編集でした。

  • シリーズ第3巻・・・最終巻でした。

    ブランカにかけられた呪いと、妹姫のレオノーラ姫とペルドゥラルの行方、セロとブランカの関係と気になるところがいっぱいでしたけど、無事終わりました。

    ペルドゥラルがレオノーラ姫を大事にしている感じがして、この二人はこのままにしてあげたいなってちょっと思いましたけど、そうなるとマルディシオンが消えちゃうんですよね。最後の展開はブランカに取っては、納得いかないところもあったかもしれませんが、マルディシオンの中で永遠に生きるというのは納得でした。

    ブランカの呪いも解け、セロが自分の気持ちを打ち明けたのに、あくまで王族としての義務を優先させようとしたブランカに対して、リリアナはあっぱれなくらい素晴らしい侍女でした。すっかり忘れていましたけど、セロもいいおうちの跡継ぎだったんですよね。
    王様を丸め込み?ブランカをセロに降嫁させることに成功し、ほんとよかったです。

    たぶん身体を獄中に置いた状態で、オオカミとしてウロウロしているマルディシオンも、にぎやかな環境で楽しそうですし、ブランカとセロの二人の間に生まれた姫様がマルディシオンを愛してくれたらうれしいですね。

  • 完結編

  • なんと、シリーズ完結です。
    そして、すごーく面白かった! 
    大満足の完結編でした。

    ブランカと、セロ、リリアナ、魔王マルディシオンを軸に、
    あまり登場人物を増やさず、
    1~2巻ではロベルトとアウグスト、
    2~3巻ではレオノーラとベルドゥラルだけにしたので、
    とてもすっきりと、
    でも要所要所はドラマチックに盛り上がったと思う。

    リリアナの婚約者のトマスや、
    マルディシオンの魔物ガトーなど、
    脇キャラもいい味が出てたし。

    最後の最後まで筋を通したからこその結末に拍手!

    そうだよね。
    自分の人生から逃げちゃ、その先の道は開けないんだよ。

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