貴族探偵エドワード真朱の玉座に座るもの (角川ビーンズ文庫 58-15)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044516154

感想・レビュー・書評

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  • 現時点での最終巻
    舞台が一作目の母校になるので、シリーズで一回りしたような感じに。
    でも、今回で完結とは言われていないので、またどこかで彼らの活躍を見れるのかなと期待中。

  • 大団円ということになるのかな。トーヤの真っ直ぐさ印象に残った。

  • 本文58ページより引用
    「皇太子殿下を、我等がヴァルフォア校で、本物の『君主の卵』にお育てするおつもりが先生におありなら・・・体験入学とはいえ、思いきったショック療法が必要です」
    「と言うと?」
    「本物の庶民を、殿下にガツンとぶつけてみるんですよ。・・・幸い、僕の探偵事務所には、生え抜きの庶民がいます。スラムで育ち、苦しい生活を送った経験があり、しかも理不尽な人種差別を受けたこともある。おまけに、学校まで途中で辞めてしまった・・・そんな人物が」
    「・・・えっ?」
    「ちょ、エドワード、それ、もしかしなくとも・・・」
    「お前だよ、トーヤ。皇太子殿下と行動を共にするのは、お前しかいない」
    「ええええっ!?」
    「い、いやいやいや!無理!俺そんな、お高くとまった奴とか、マジで苦手なんだって!皇太子だろうと何だろうと、偉そうな態度取られたら、絶対我慢できないよ。怒鳴られたら、怒鳴り返すだろうし、殴られたらきっと殴り返しちまうし!」

著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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