劇場版マクロスF(上)イツワリノウタヒメ (角川スニーカー文庫 206-10)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044738099
作品紹介・あらすじ
西暦2059年。マクロス・フロンティア船団は人気歌手シェリル・ノームの公演に沸き立っていた。パイロットを目指す早乙女アルトと歌手を夢見るランカ・リーも、シェリルのライブに魅了される。だがそこに謎の宇宙生物バジュラが襲来。民間軍事会社S.M.Sの新型バルキリーによって何とか撃退するも、シェリルの来訪とバジュラ襲来の奇妙な一致を怪しんだ政府は彼女にスパイ疑惑を向け!?劇場版のストーリーを完全ノベライズ。
感想・レビュー・書評
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毎度のことながらアニメも映画も見たことありません。
歌はよく歌っていたけれど…。
やっとストーリーを知ることができました。
歌舞伎役者ってすごいんだな…。
そしてここでも家柄か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメのストーリーの焼き直し、歯車がずれたパラレルワールド、そんな印象を受けた。アルトとランカがシェリルのコンサート前から友達だったり、シェリルが自身の役割を知っていたりと、アニメ版との細かな違いがある。アナザーワールドとして楽しませたかったのかもしれないが、できの悪い鏡写しの世界だと感じた。それでも歌と戦いのマクロスシリーズの十八番となると、惹きつけられる。恋の三角関係はテレビ版と同様に明確な結論を出さないままなのだろうか。下巻も買ってあるので、読んで確かめることにする。
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大筋は映画の通り、重要なセリフもそのまま使用されているが、随所で会話のシチュエーションが変更されていてストーリーを膨らませている感がある。アイ君がどうやってフロンティアに来たとか、ルカとナナセは親しくなる機会はあったのだろうかとか映画で語られなかった部分を想像しながら読むのが楽しい。キャッチコピーで使用されて映画内では使われなかった「歌で銀河が救えるわけないでしょ」もセリフとして使われている。
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映画だけでは知ることができなかった背景や設定があって、より深く作品をわかることができた。
章立て構成も面白いし、これは良いノベライズ作品だと思う。 -
ランカの営業活動やら、いろいろ小説用に書き変わっていたところはあるものの、全体的には補完出来ていると思う。
とはいえやはりノベライズということで、少々文章に物足りなさのある部分がありますね。
相変わらずアルトの描写は深いと思います。《彼にとっての歌舞伎》というものをイメージするには右京先生のノベライズは良いと思います。 -
映画を見たときにテレビ版ノベライズがフィードバックされてんのかなーと思う所があったので、その映画がまた同じ人の手によってノベライズされるのが不思議な感じ。テレビ版ノベライズと同じシーンがありますが、切り口が違って面白く読めました。私はクランが好きなのでちょこちょこ出番があるのが嬉しい。地の文で各登場人物の心情が書かれていて面白いですが、映画後編も見てからじゃないと色々危険かもしれない。
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期待感が大きすぎたのかもしれないけど、何だかボリューム不足な気がする。後編に期待。