- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046000033
作品紹介・あらすじ
関羽や張飛、劉備、諸葛亮に曹操といった三国志の英雄の子供達はどのような人物で、何をしたのか?「三国志演義」だけでなく正史やその他の原典史料も踏まえて、英雄たちの系譜を描く一冊!
感想・レビュー・書評
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三国志を彩った英雄・豪傑たちの子供や孫はどのような人物だったのかを、正史や原典史料をふまえて解説した本。
英雄・豪傑たちの子供や孫といった「次世代」に焦点を絞って、正史や原典史料で明記されている人物を中心に解説をしています。
父である英雄・豪傑の解説もありますが、1ページ程度にまとめられています。本書は、三国志の知識がある程度持っている人が読むと面白いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
陸遜の息子とかは別にして大体は2代目は活躍の場がないから注目できないのも致し方ない。
張飛の子孫とかは普通に貴族化している。 -
三国志に登場する人物の子孫の行く末。玄人好みの三国志。三国鼎立から晋朝統一への歴史の流れの中で、英雄達の子孫は、どう生きたかがわかり面白い。
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三国志に登場する有名な武将や軍師の子孫について、三国時代以後に着目して紹介。主題は相当にマニアックだが、紹介されている人物がそこそこ有名なのでそれほど新味はない。
個人的には、所々に挟まれている専門用語の解説コラムが面白い。たとえば、位階と称号の関係。三国志には、車騎将軍だの都督だの、いろんな将軍号や役職が出てくる。コラムではその辺がよく説明されていて勉強になる。たとえば宋書倭国伝にある、5世紀に倭王武が宋から受けた称号「使持節都督倭・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓六国諸軍事、安東大将軍」にはどんな意味があるのか、までその気になればわかる。