- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046001771
作品紹介・あらすじ
「馬上の少年は過ぎ、世は平らかにして白髪多し…」天下を夢見て奥羽の地を切り従え、豊臣秀吉や徳川家康らと渡り合った伊達政宗は、後世「独眼竜」の名で世に知られた。野心を秘めたその隻眼は、常に「天下」を見すえていた。いくたびの危難を機略で切りぬけ、仙台藩六十二万石の初代藩主として泰平の世を迎えた政宗の晩年は、花鳥風月を友とし、深い教養と豊かな趣味に生きる風雅の人であった。戦国乱世の終わりに登場した稀代の風雲児の波瀾に満ちた七十年の生涯とその人間味あふれる素顔をはじめ、政宗をめぐる謎解きの旅!
感想・レビュー・書評
-
人気過ぎてスルーしていたが、彼の戦闘システムが知りたくなり、先に一生をざっと知りたくて読んだ。
伊達政宗はすごいorすごくないで評価が分かれていたので、どうなんだろうと読んでみた。
うーん、この本では文化人としては凄かったが、戦国武将としては結局秀吉・家康に転がされている印象を受けた。著者は地元の人なのか、政宗褒めばかりだったし。小田原攻めの時の北条家との同盟に関する記述も一切なく、その慌てっぷりは北条氏政と変わらず、場所が逆だったら同じように滅んでたんじゃないかとガッカリした。
たしかに短期間で統一したのは凄いと思ったが……この本では詳細はあまりなかったので、南奥州統一の過程について詳しく調べたいと思った。家臣の話はよかった。
武将としては幻滅した形だったが、公家としては素晴らしい!!個人的に歌が好み。歌集があったら読みたい←あと意外と優しい(家族や子供に対して)面にはほっこりときた。
硬派好きな私にはやっぱり合わなかったけど、風流人としてはとても参考になります。
あと世間の人気と事実は異なる事も、この年になって思い知った。人間は面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
140407