仕事の結果は「はじめる前」に決まっている マッキンゼーで学んだ段取りの技法
- KADOKAWA (2016年9月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046011008
作品紹介・あらすじ
「忙しいばかりで結果がなかなか出ない……」
残業や休日出勤をして、一生懸命仕事をしているのに、
それに見合った結果が出ない人は
作業にムダが多く、力が分散している可能性があります。
マッキンゼーのコンサルタントや
私がこれまでに出会った多くの優秀なビジネスエリートの仕事には、
驚くほどムダがありません。
「もっとも力を入れるべきところ」だけに
100%の力を注ぐので、
彼らは結果を出すことができるのです。
では、ムダな仕事をなくすには、どうすればよいのか?
それは、「段取り」です。
仕事は段取りがすべて。
仕事の結果は、仕事を始める前の「段取り」ですでに決まっているのです。
感想・レビュー・書評
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書いてあることは分かる。
でも実践するのは難しい。
まずは
10割を目指さない。
作業時間は2倍を見積もる。
からやってみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事を始める前の段取りの重要性、手順を紹介した一冊。
「イシューから始めよ」「仮説思考」を足して、エッセンスを簡単にした印象といったところでしょうか。
確かに仕事を始める前の準備は大切です。今後とも意識していきたいですね。
▼「ミニマム思考」:価値を生み出す最も重要なことに集中して、最小の力でそれを成し遂げる思考法のこと
▼「バリュー(価値)」:自分もしくは相手にとっての「メリット」
あなたの提供するバリューは何か?
▼バリューを出すための段取りを組んでいく上での必要不可欠な技術
①仮説を立てる技術
②全体を設計する技術
③アウトプットをデザインする技術
<目次>
第1章 ミニマム思考――最小の力で最大の成果を得る
第2章 あらゆる仕事に「仮説」をもつ
第3章 「全体設計」が最短のルートを示す
第4章 「アウトプット」がバリューを左右する
第5章 結果が変わる!「五感」を研ぎ澄ます習慣 -
時間内に限られたリソースで結果を出すために必須な点がまとめられた本。最終成果物から考える、フレームワークを活用するなど一般的ではあるが、日常を振り返って見落としているところがないか確認するために使える。
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その仕事の意味や全体の流れを考えて自分の仕事に取り組むのは大事だとあらためて思う。
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質とスピードを兼ね備えて仕事を進めるための考え方や方法を記した本。実践性を意識して記されており、自分ごととして捉えられる点がとても良い。
そもそも、自分の仕事のバリューとは何か?を抑えなければ取組む方向性や改善点、無駄な作業が見えてこないと痛感した。個人的に過去もしているからと省けていない作業は多いなぁと実感している。
他にも使えるポイントが多くある。
ガントチャートを作る際の注意点
・mece
・作業の期限が決められている
・これらが一目で分かること
・最終成果物が明示されていること
プロセスに分けて、各プロセスのサブバリューを設定する。
仕事の種類を明確にしてから時間配分。
3つのポイントでまとめてそれぞれを3つでまとめる三乗の法則。
情報を収集、編集する力
・バリューとは?
・最終成果物
・流れ
・ステップを考える
・作業を分ける
・各作業の期限と作業時間
・その中で最も強みを発揮できること(他は任せる)
日々瞑想
嫌なことはメモ
その後、賢人としてアドバイスする -
仕事の結果は「はじめる前」に決まっている マッキンゼーで学んだ段取りの技法 2016/9/28 著:大嶋 祥誉
段取り上手は、最小の力で最大の成果を得る。
そんな「ミニマム思考」が身についている。
仕事は段取りがすべて。結果を始める前の「思考」で決まるのだ。
「ミニマム思考」とは、価値を生み出す最も重要なことに集中して、最小の力でそれを成し遂げる思考法のこと。
そんな「ミニマム思考」を根底とした仕事の段取りについて以下の6章により説明している。
①ミニマム思考 最小の力で最大の成果を得る
②あらゆる仕事に「仮説」をもつ
③「全体設計」が最短のルートを示す
④「アウトプット」がバリューを左右する
⑤ワンランク上の超・段取り術
⑥結果が変わる!「五感」を研ぎ澄ます習慣
ものすごくわかりやすく、実践的。
コンサル出身の方が書かれた仕事術の本は芯はしっかりしているもののやはりどこま小難しかったり現場の行動レベルや自分の現状に落とし込むまでは難しかったりするケースも多い。
しかし、本書はそんな難しい背景をもちろん踏まえながら簡単にわかりやすく今日から取り組めるまでに分解して本質のみ抜き出して書かれていることが素晴らしい。
書かれていることは当たり前のことであったり、今まで多くの方が言われていることばかりではあるものの、著者の言葉ですべてを全体を通して説明されていることにより、1から10まで納得しながら読み終えることができた。
仕事のスピード・質で迷うことがあれば手に取りもう一度初心に戻る気持ちを忘れないように手元においておきたい一冊。 -
マッキンゼーの、
・空 現状はどうなっているか(事実)
・雨 その現状が何を意味するか(傘)
・傘 その意味合いから何をするのか(行動)
は、実存主義というか、存在するとのには何かの意義があるという発想が根底にあると思う。
仕事の段取りを組む場合は、「できそうだと思った時間」の2倍の時間を見積もる。