- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046011725
感想・レビュー・書評
-
思考停止しないためにはシンプルに「知識」が必要。思考は知識の上に成り立つもの、知識がなければ考えるものも考えられない。そして、知識を蓄えるために最も有効なものが「読書」であると筆者は述べている。これも文字のみの情報を脳で処理して理解する過程にも鍛えるといった意味合いがあるため。筆者も多くの書籍から知識を得るというが、読書するスピードが違う。例えば、学校の授業で使う教科書は200ページ程であれば1日で一通り読み切れるといい、教科書が配られたら一気に読み切ることで、授業が復習と自分で読んでわからなかった部分の補てんになるという。それくらいのスピードで情報を獲得すること、本を読むことは現代の変化の激しい情報化社会において重要。
新しい環境で新しいこと(仕事や習い事等)を始めるときに良く聞くのが「ゆっくり、少しずつ経験しながら学んでいけばいいから」という言葉である。これに対しても、特にビジネスにおいてはそんなことを言っている場合ではないのである。激しい変化の中で少しずつやっていては、いつまで経っても思考をするための下地としての知識をためることができない。よって、様々な環境での新人の立場では、まず一気に知識をため込むことが大切。そうすることで、目の前のことだけでなく全体を俯瞰すること(抽象的に考えること)ができるようになる。見通しがもてれば、思考は停止しにくくなる。
また、筆者おすすめのロジカルシンキングとして「トゥールミンロジック」が紹介されていた。「データ:事実」「ワラント:主張を裏付ける論拠」「クレーム:主張」を用いた思考フレーム。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思考停止に陥らないためにゴールを設定しなければならず、そのゴールは「今の会社で出世する」というような現状の延長に置いてはならないのだとか。現在の延長に設定しがちだし、ゴールを見つけるのが難しい人も多いだろう。難しい用語が多めだが、全体を通して納得できる内容だった。特に知識量が必要、という章は同意。
-
職業とファイナンスは別にしてよい。
常に課題を設定 -
最近、停止気味なので喝を入れよう
思考する
1 物理的な脳の活動
2 創造的な問題解決活動
分析する(考察する)
意思決定する
問題を解決する(最適解を見つける)
仮説をつくる
問題意識を持つ
興味がストコーマを外すための大前提
知識や興味とゴールを合致させる
ゴールを設定する
大量の知識を習得する
情報空間をヒルクライミング
お金を稼ぐ仕事と職業は分けて考える
本当に好きなことをして生きることをめざす