人生が変わるすごい「地理」 【学問】の力で働き方と生き方の【答え】が出る!
- KADOKAWA (2019年8月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046021755
作品紹介・あらすじ
私たちの人生は自分の力でどんなに切り開こうとしても、周りの状態=環境に常に左右される。その呪縛からは逃れられない。つまり、人生を切り開くためには、いかに環境と自分を合致させるかが鍵となる。そのお手本は地理。人類は誕生以来、常に環境との因果応=地理で進化・発展してきた。つまり、その人類と地理の関係に学べば、そして地理から得られた知見=地理思考を人生にフィードバックすれば、あなたの人生の成功の鍵を手に入れたことになる。
つまり、地理思考こそ最強の人生の指南本である!
感想・レビュー・書評
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人生が変わる地理という題名に惹かれて買いました。さらに、作者は地理学者ではなく、元テレビプロデューサー、現在バラエティプロデューサーであることにも驚きました。
地理なのに、(地理だから?)、決まりとは何か、組織はなぜ必要なのか、など、魅力的なテーマが並んでいます。さらに鎌倉幕府の成立についても言及されています。
何度も読み返したくなる一冊です。 -
地理好きな人って歴史が苦手なことが多いが自分もそのひとり。なので地理よりも歴史について書かれてる部分が多いんじゃないかとさえ思う本書は頭に入りづらかった。タイトルに誘われた感が否めない。
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「人生が変わるすごい」というタイトルはちょっと大げさですね、読んでいるあいだ、どうしてもそのタイトルと書かれている内容のギャップというか違和感がアタマから離れませんでした。
確かに「地理」として扱う内容は人間の営みを反映したものや自然の摂理の結果、あるいはその自然に人間がどう向き合ってきたのかというその結果を学ぶことにほかなりません。単なる受験勉強としてさまざまな項目を暗記するだけではなく、そういった深い点を掘り下げ、自らの生き方にフィードバックすることでよりよい人生を歩むことができるのでは、という著者の考えは理解できます。
であるからこそタイトルはおおげさにならず、その訴えたい点をもう少し謙虚に示すもののほうが内容との親和性が高かったのではないか、と思います。 -
この本には「地理思考」という言葉が何度も出てくるのですが、他の思考との明確な区別がないまま使われおり(著者は「はじめに」に定義したつもりだと思われますが、それをなぜ「地理思考」と呼んでよいのかは判然としません)、帰納も演繹も類推も、何でもかんでも「地理思考」と呼んでいるので、ものすごく違和感があります。
ただ、発想としては、面白い部分がそれなりにあります。
が、発想とその思考の結果として得られた「結論」について、正しさの裏付けがあるかと言うと、そうではない部分も多いので、書かれていることを事実として受け取るのはかなり危険だと思います。
ある意味、竹内久美子の本に近いような気がします。
竹内久美子の専門(?)は生物ですが、この本は、その地理版だと思っておけば、この本を上手く活用できるように思います。 -
教養があるから人生を楽しめる。その切り口、物事に触れる感性の一つに、地理から事象を理解する方法がある。私なんかは、固有名詞を一々覚えることに中々情熱をもてないタチだし、地理にも疎い。だから、何かに触れた時、既に有する知識に結晶化させながら理解を楽しむなんて事が、著者ほど出来ない。内容は、趣味程度と言えば失礼だろうが、しかし、学者ではないのだから、趣味で良いのだろう。だからこそ、何かしら知性よりも感性に響く本。
中に、人生とはロケやロケハンなどという格言?が出てくる。はてと思うと著者はテレビマンであったよう。道理で、モンゴルの話などは読ませるものがあった。 -
11章でピータースの世界地図について扱うが、ほぼ同じ文章がLSPブログというサイトでyodaという方によって書かれている。筆者がそのサイトでコラムを書いているようなので、その文章もおそらくこの筆者が書かれたものだと思うが、昔書いたものを編集し直した本であるなら、そうと書いて欲しかった。参考文献等が何も書かれていないのも、こういった理由なのでは推測してしまう。
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事実に基づき、見た目にとらわれず、何と比べて客観的に見てどうなんだ、という考え方、そのベースに地理と言った事実に基づき思考しましょう、地理というか歴史、過去に形成された事実ということでしょうか。分かったような分からなかったような、この感想書いててもうまくまとまってないですが(笑)
このあと読みたいファクトフルネスと似た考え方なのかなと推測してみる。ファクトフルネス読んでないけど前評判とかオリラジ中田さんの動画見た感じ、そういう思考なのかなと感じたので。