会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
- KADOKAWA (2020年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046043672
作品紹介・あらすじ
Twitterで3万人が熱狂中!クイズ×会話で、数字に隠されたビジネス戦略が見えてくる。
感想・レビュー・書評
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とても平易な文章と、イラスト付きなので
財務諸表を全く見たことない人でも
読みやすいと思います。
基本は財務3表(B/S、P/L、C/S)の
見方についての解説ですが
実際にある企業の財務諸表を元にした
クイズ形式で学べるので、様々な視点で
考えることが出来て勉強になりました!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
損益計算書・貸借対照表・キャッシュフローを分かりやすい言葉と絵、キャラクターを用いてクイズ形式で説明している。ただの会計の教科書に留まらず、その企業がどんな戦略を持っているのかというバックグラウンドまで解説があり会計だけに留まらない学びを得られたなと思いました。著者の方も、会計士になった段階で財務所用が読めていなかったと言う事が書かれており私自身も同じであったためとても親近感を覚えました。実践編もあるようなのでそちらも読んでいきたいです。
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かつて簿記検定を受けた経験もあるので、一応それなりに勉強したはずだ
オマケに株をやるので各社からの決算書も届くので見ている
しかーし見るだけでなにも頭に入ってこない
(おいおいどうやって株を選定しているのだ)
ああ、時間とお金を使って一体何のために勉強したのだお主は!(とほほ)
そんな折、このベストセラーと出会い、救世主が現れた!と即買い
決算書を読むヒントや、何に着目すれば良いかわかる
また決算書の読み方がわかると、その企業特性やのビジネス戦略、はたまた世の中の仕組みまでわかる
別に経理の仕事をしていなくても、ビジネスパーソンでなくても、世の中の仕組みを知るのは生きていく上で必ず役に立つ
世間によく知られた企業をピックアップしているため、簡単に業務内容の想像がつく(ユニクロ、セブンイレブン、ドトールコーヒー、メルカリ、LINE…といった感じで馴染みのある会社ばかり!)
例えばこんな感じだ
■小売3社のビジネスモデルの違いを見抜け
ニトリHD、ファーストリテイリング(ユニクロ、GU)、良品計画(無印良品)の3社
貸借対照表も同じく3つあり、どれがニトリHDのものか…と考えるクイズ形式
各貸借対照表と各企業のの特徴を見つけながら検討していく
・ニトリは32期連続増収増益
・ニトリは工場と物流倉庫を保持
・ニトリ以外は自社工場は無し
・ニトリは郊外に店舗が多い
上記から以下が推測される
・ニトリは固定資産が多い
・純資産が多い(利益剰余金)
とこんな感じで答えを導いていくのだ
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書
それぞれの特徴と具体的な企業での例が詳しく説明されていく
図も多いので視覚的にも理解が進む
わかりやすく具体的で面白い!
最後に、決算書を理解するとこんな事までわかるのだ
・セブン銀行の儲けは他行と異なり、コンビニ形態のある特徴を活かしており、非常に安定している
・日産自動車の儲けは車を売る以外にもっと利益率の良い儲けがある
・コメダ珈琲の一番の儲けは顧客に商品を売ることではない
他にもなぜAmazonは儲かっているのか、ドン・キホーテが24時間営業する理由は何故か、ユニクロの弱点は…
面白い!
各社のビジネス戦略に「へーへー」の連呼
意外な真実を知った企業も…
こういう実践的に役立つ勉強っていいなぁ
時間が経っても忘れにくいし、本質が理解できる
そしてなによりも楽しく学べる
ベストセラー納得です! -
忘れつつある簿記知識を思い出すために読んだが、特に知識がなくても読みやすい内容となっている。
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仕事で決算書を読むことが多いけれど、理解しきれていないことも多いな反省。
この本は身近な会社の決算書を使用して、財務三表について分かりやすく説明されていた。
会話形式の部分も、自分の考えを整理しやすくてとても良かった。
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実際の企業の財務3表を例に決算書の読み方を学べる本。ただ単に読み方を学ぶだけでなく、同じ業種なのに決算書の構造が違う理由を考えることができ、思考力も高まる。ものすごくおすすめの一冊。
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簿記3級程度の知識しかない私でも読みやすかったです。
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決算書を謎解きゲームしながら企業のビジネス戦略が見えてくるなんて楽しい〜!
企業の決算書なんて普通に生活していたら縁がないと思っていましたが、その企業がどんなビジネスをしていて、どういうことに力を入れているか、同じ業界でも他社とどこに違いを出しているか、などが決算書から読みとれておもしろいことを知りました。
経済ニュースを聞いても、より理解が深まったし、より関心を持てるようになりました
家計を考える時にも損益計算書イメージで思い浮かべたり、いろんなことが頭の中で整理された感じです。
解説本だと一方的に読むだけでおもしろみがないことがあるけれど、この本は実際の財務諸表を使ったクイズ形式だからわかりやすくイメージしやすく、本気で正解したくて一生懸命考えたりして、読み解こうとすることができるようになってうれしい
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初歩の初歩としては、これ以上わかりやすい本はないと思うくらい、スッと理解できた。ずっと手元に置いておきたい。
わかりやすい分、わかった気になってるだけなのも怖いので、次のレベルの本を読みつつ、自社や競合他社の決算書を眺めながら、使える知識として身につけていきたいところ。