老犬たちの涙 “いのち”と“こころ”を守る14の方法

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 35
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046044198

作品紹介・あらすじ

減少傾向にあるといわれる犬の殺処分。
しかし、現実はいまも1万弱もの犬が毎年殺処分されている。
中でも「老犬」を捨てる人は増加傾向にあるという。
そんな実態と命を救う術、命の尊さを伝える写真ルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • この本を読むと涙が出てきます。
    保護された動物たちが、どんな気持ちで牢獄の中にいるのだろうと思うととても胸が苦しいです。
    年間4万頭の犬や猫が行政施設で保護されているそうです。そのうち約8000頭が殺処分…
    手放す理由としては、高齢で病気になりこれ以上ペットの世話ができないといったものが多いようです。高齢者のためにする仕事はたくさんありますが、それらが間接的に動物たちのためになっていると知ると、改めて世の中は全て繋がっているなと思わされます。

    今後、殺処分される動物たちを少しでも減らせるように私たちは考え、行動していかなくてはと思います。

  • かわいそうな犬

  • 動物愛護センターなどに収容された犬たちの写真とコメントが続きます。
    最後に「老犬の”いのち”と”こころ”を守り、救うために、私たちができる14のこと」が掲載されています。

    収容される理由には腹が立つし、犬達には申し訳ない気持ちになる。
    私が行った保健所は新築されたばかりだったのできれいで、クレートや敷物もあり、それなりではあったが、残ったもう1匹の犬は気がかりだった。後日、その犬も引き取られたと知り安心した。

    できることとして「老犬を救うボランティア活動に参加する」とあるが、どこにあるのか?特定の地域にしかないのでは?

  • ペットを飼っている、飼いたい人に見てほしい。
    なんらかの理由で愛犬を殺さなくてはならないならば、せめて飼い主に抱かれながらの安楽死にして欲しい。
    ガス室とは言うものの、人間にも害のあるものを使うと、遺体を出す時に人にも影響がある。
    そのため二酸化炭素を入れての窒息死だと聞く。
    ガス室の中は苦しむ犬たちの最後の必死の抵抗のため、爪痕がぎっしりと刻み込まれているらしい。
    命を物扱いしない世の中になって欲しいと切に願う。

  • 長年共に生活をしてきた愛犬の最期を見たくないから、という理由で飼い主に突然保健所に連れてこられたわんちゃんが特に心に残っている。
    その他の例もみんな、冷たい床がある檻の中でどんな思いで最期の瞬間が来る日を迎えたのかなと考えるだけで
    人間の非情さや、自分には全ての動物を救うことは出来ない、というやるせなさで胸が痛かった。
    一日も早く動物に対する虐待や遺棄などがなくなってほしい。

  • 他人事ではない、ずっしり身につまされる内容。これ以上は匿名報道の限界か。

  • ペットは責任をもって飼わなければならない。月並みだけれど、本当にそう思う。

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著者プロフィール

1970年、広島県生まれ。“人と動物との共生”をテーマに取材活動を続けているフォトジャーナリスト。どうぶつ福祉ネットワーク代表。言葉を持たない動物たちの代弁者としてメッセージを発信することをライフワークにしている。著書に、『“いのち”のすくいかた』(集英社)、『どうぶつたちへのレクイエム』(日本出版社)、『ラスト・チャンス!』(WAVE出版)、『明るい老犬介護』(桜桃書房)など。

「2019年 『老犬たちの涙  “いのち”と“こころ”を守る14の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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