- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046045188
作品紹介・あらすじ
接客、上司、取引先も猛獣だらけ。
今日も口角上げっぱなしで、もうへとへとに疲れました…。
感情労働に殺されないために、働き盛りのあなたを救う1冊です。
近年、「感情労働」という言葉がネット上や雑誌などで注目を浴びています。
「感情労働」とは、
例えばどんなに横柄な態度の客の前でも、
笑顔を見せなければならない接客業に携わっている人のように、
「嫌だな」「怖いな」などといった感情を抑圧することが、
仕事の中心を占めている労働形態のこと。
飲食店の店員、介護職、看護師、教師、営業職、コールセンターのオペレーターなどの職業がこの感情労働に該当するのです。
実は社内の上司や部下、取引先の人も!
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会社員なら誰でも、
上司や顧客の前で愛想笑いをしたり、
本当は悪いと思っていないのに場を収めるために、
神妙な顔で謝罪したりした経験があるはずです。
--「本文」より
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「おもてなし」の国だと言われる日本のサービス業のレベルは非常に高いが、感情を押し殺すことが仕事になっている人がいます。
本書では、人気ブログ「脱社畜ブログ」の筆者が感情労働に従事する人に、「じゃあ、どうすればいいのか」を易しく丁寧に伝授します。
◎主な内容
・笑顔が0円なんて、もう勘弁してください。
~世界一のサービスを誇る日本。客は天国、働けば地獄
・ありがとうは嬉しいし、お客様の役に立ちたいのは山々ですが……。
~「誰かのために」が落とし穴。「やりがい」の正体を見極めろ!
・上司から「いいね」を強要されない会社を探しています!
~誰もが職場で要求される謎の「気づかい」
・善処しますが、ご要望にお応えできない場合もございます。
~客に、上司に、取引先に、仕事に殺されないために
感想・レビュー・書評
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感情労働という単語、よく覚えておこう。
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労働者全ての人に読んで欲しい。特に、サービス業、内勤で上司との関係に苦労している人、現場を良くしたい管理者におすすめ。
サービスは自発的にするものなのに、してもらって当たり前。誰かがしてしまうと、それが基準になってしまう。実は心身という大きなコストがかかっている。労働者としているときは実感しているのに、自分が消費者になるとつい忘れてしまう。日本の悪しき「察し文化」とサービス0円という考え方。自分を偽って働くが故に溜まるストレス。まさに労働者の心の叫びを代弁した本。
今の日本で働く以上、労働者は不利であり、うつ病が蔓延するのも納得できる。もっとアメリカ的な働き方ができればいいのにと、読み終わったら思った。
値段相応の働きという考えを持ち、仕事と割り切る。そして自分を優先して守る。無理なら転職。逃げたものはもう一度戦える。
おすすめは、アメリカと日本の働き方を比較し、上司のあり方を書いた3章と、仕事に殺されないための心得が書かれた4章。 -
2020.7.28読了。「感情労働」という言葉は初めて聞きました。