思考力の地図 論理とひらめきを使いこなせる頭のつくり方

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046060389

作品紹介・あらすじ

――知識とは過去に(自分自身を含む)「誰かがやったこと」や誰かがまとめて形に残したものであり、「過去の集大成」といえます。これに対して思考力は、新しいものや自分なりのもの、つまり「違うもの」を生み出すための能力であり、変化が激しい時に特に重要になるのです。(第1章より抜粋)

【目次例】
なぜ思考力が重要なのか―知的能力を構成する要素
イエスマンではもはや通用しない―思考力が足りない人物
問題解決から問題発見へ―思考力が有効になる場面
思考力とは何で構成されているのか―思考力の地図

「常識を疑う」ことから始める―疑う思考
「そもそもの問題」を疑ってみる―事実と解釈
「考える」とは「上位概念でつなぐ」こと―上位概念・下位概念
「なぜ?」だけが土俵を変えることができる―「なぜ」の特性
「具体と抽象の往復」で応用範囲を広げる―抽象化思考

守りと攻めを使いこなす―論理と直観の関係
「思考のクセ」を自覚する―論理的思考力
一般則と個別の知識―演繹的推論と帰納的推論
相反する2つの世界をうまく扱う―論理と感情
圧倒的な知識と経験で決定する―直観力

様々な切り口で考える―フレームワーク思考
「モレなくダブリなく」考える―MECE
ツリーで全体の関係をつかむ―ロジックツリーの活用
まず結論から考えてみる―仮説思考
フェルミ推定で思考力を鍛える―フェルミ推定
類推で遠くから借りてくる―アナロジー思考

問題解決は、広げて狭める―発散思考と収束思考
思考力を鍛えるためには?―日常トレーニング
思考とは自由度を上げること―見える世界と見えない世界

※本書は2015年9月に当社から刊行された『ロジカルシンキングを鍛える』の書名を変更し、大幅に加筆のうえで再構成・再編集したものです。

感想・レビュー・書評

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  • 細谷功さんの著書を多数読んできたので、目新しい内容ではなかったが、初めて読む人には良いかも。

  • 「君たちはどう生きるか」を読んで、なぜ自分はそう考えるのかを言語化し理解し、自分基準を構築していく営みが必要があると思った
    そのため、図書館で思考力というタイトルを見た時に内容が気になった
    自分の中に取り入れたいのは第一に疑う心である
    私はついわかったような気になってしまう。加えて人に嫌われたくない、いい人でいたいという気持ちから、人がつかれたくないような部分を避けて質問することが多いという自覚がある
    しかし、それを続けていくと人にだまされたり、正しい理解ができなくなる危険がある
    嫌われたくない気持ちは残っているが、あえて聞かせてほしい、みんなに聞いていることなんだけど、仕事上聞かなくてはならないことだから教えてほしいんだけど、などの枕詞を使って聞いていこうと思う
    すぐにでも実践したいのは第二にフレームワークを用いて行うべき行動を思考することである
    swot法
    Strength強み、weekness弱み、opportunity機会、threat脅威の頭文字
    強みをどう活かす?弱みをどう補う?チャンスをどう捉えて活かす?脅威をどう消す?
    という視点を持って何をすべきか判断する
    欠けている視点に気づくことができる点もメリットである
    取り組みたいこと第3は自分がそう思った理由を言語化することである
    間違っていてもよい。自分がそのように考えた結果を推論、前提から導いたことをアウトプットすることで議論できるからである。

  • 良書。

    普段なんとなく思考していたことやこうあるべきだと感じていたあるべき姿が丁寧に言語化されているなと、改めて気づきを与えてくれる一冊。

    デザイン的にも読みやすくなっているため、社会人全般におすすめできる。

  • 良さそう!(導入だけよんだ)

  • 考え方の仕組みが簡潔にまとまっていてわかりやすい。フレームを示した上で、枠からはみ出す考え方や、抽象と具体をいったりきたりすることの大切さも説く。

  • 特に真新しい情報を得られたという訳ではなかったし、本文中の図表はかえってよく分からんみたいな感じも強かったが、情報として整理されて分かりやすくまとまっていた印象。これができたら苦労しないんだけど、、というようなことももちろんあるけれど(笑)

  • 前半に思考力、思考するとはどういうことかについての説明と解説。後半はフレームワークの方法を中心に書かれています。
     
    思考力とは、自分なりのものを生み出す力であり、それは論理的であり直感的なものでどちらの属性を含む。

    思考力を高める上で一つの考え、方法として本書ではMECE(漏れなくダブりなく)という考えが用いられ、それをベースとしたロジックツリーやマトリックス、フレームワークを使って実行していく。


    感想としては、後半のフレームワークの手法が印象に残っており、実際に使ってみることでしかこの手法に対する評価はできないと感じた。
    今回は自分でうまく理解できているのかよくわからない部分があり、ピンと来てない部分あるので、もう一度読み直す必要がある。

  • 感想
    思考と知識。現在の思考はいつの日か知識となる。どちらも現状を把握し未来を切り開くツール。どちらが重要かという問題ではない。

  • タイトルから興味をもって読んだ。

    変化の激しい時代に対応するために、思考力が重要という内容だった。
    論理的思考の仕方や実践方法などがあった。思考のためのフレームとツールの説明があったが、具体的な実践方法の説明というよりは、考え方の説明が多く、読んだ後の身についた感じは、あまり無かった。
    内容は面白かった。

  • 【請求記号:336 ホ】

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著者プロフィール

細谷功(ほそや・いさお):1964年生まれ。ビジネスコンサルタント、著述家。問題発見・解決や思考力に関する講演や研修を国内外で実施。『仕事に生かす地頭力』(ちくま文庫)、『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』(共に東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『思考力の地図』(KADOKAWA)等著書多数。

「2023年 『やわらかい頭の作り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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