お母さんは認知症、お父さんは老人ホーム 介護ど真ん中!親のトリセツ

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046061300

作品紹介・あらすじ

プライドおばけだった母が穏やかに!? 穏やかだった父がダークサイドに!?
月間800万アクセスの人気主婦ブロガー・カータンの
笑って泣けてためになる、リアル介護コミックエッセイ!

母は認知症が深刻化、父は老人ホームに入り、いよいよ本格化した親の介護。
本書では、ごく普通の主婦であるカータンとその家族の奮闘を描きます。

「老人ホームの入居と日々の様子」「ひとり暮らしをする認知症の母の日常」
「多様な介護サービス」「家族で取り組む介護」など、親の介護のあれこれをカータンの実体験をもとに紹介。
母は口から出る年齢がどんどん若くなるわ、父はせん妄ワールドに突入するわ、カータン節炸裂の爆笑エピソードも満載!
新規描き下ろし含めて、オールカラー192Pの大ボリュームでお届けします。
最強の戦友である、カータン姉との介護の本音対談も必読です。

数時間前のことは忘れてしまうけど、居眠りした娘に毛布をかけてくれる母。
感情的になって周囲にあたることもあるけれど、大事な決断時には誰よりも気遣いを見せる父。
「大変なことも多いけど、親の愛情や家族の大切さを改めて気付かせてくれたのが介護です」とカータンは語ります。

要介護の認定者数は約680万人を超え、人生100年時代が現実的となった昨今。
これから介護を始める人。今介護に取り組んでいる人。
自分の人生も大切にするために、本書で介護との向き合い方を変えてみませんか。


親の介護は辛くて大変だけど、愛おしい。
そしていつか来るその日のために―。

感想・レビュー・書評

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  • とても勉強になった。
    最強の戦友のお姉さんがいて、老人ホームの職員の方達やケアマネさん、いろんな人たちがワンチームとなって介護を支えているんだな。

  • この本が出版されるかされないかの時、最大の理解者であり協力者であり、当事者であり、最強タッグの相棒のお姉さんの『かお』が乳がんにて『泣き虫ヒロシ』の後を追う。

    私はもう、介護をする両親はいないけれど、この本を読むと『そうそう!そうだった!そうだった!!』と、懐かしくも思うけれど、最強サポーターのかおの存在が羨ましかった。
    ブログを読むと、一年経った今でもかおの話は尽きない。そりゃそうだ。忘れる事なんてできないもんね。いっぱいいっぱいブログで吐き出して欲しい。



    ーーーーーーーーーー
    本格介護にはこちら!母は認知症が深刻化、父は老人ホームに入り、いよいよ本格化した親の介護。ホームでの日常、多様な介護サービス、家族と両親の関わりなど、ワンチーム介護の奮闘を描く(amazonさんより)

  • いつまでも元気と思っていた親。でも、必ず年老いていくんだよね…。自分たちのやり方で最善の方法を尽くしていったカータン達の介護にあっぱれと言いたい。親がどんどん変わっていく様子は子どもとして辛いものがあるけれど、それでもユーモアを忘れず、タッグを組んで介護に取り組んでいく姉妹の姿こそが最高の親孝行!
    最後にお姉さんが亡くなったことが本当に残念です…でもきっと天国で父ヒロシと一緒にカータン達を見守ってくれているよ!

  • いつもカータンさんのブログを楽しく読んでいる。
    カータンさんのブログはおもしろ楽しく、身近なお友達の生活をのぞき見しているようでニヤニヤしてしまう。
    いつの頃からか、ご両親の介護のネタが増え、同じようにそろそろ介護?の両親をもつ私は、身近な先輩の経験談を聞いているようで興味深く記事を読んでいた。

    ブログで、お父様がホームへ入所したこと、お母様が認知症ながら一人暮らしをしていること、そんなご両親をカータンさんとお姉さんがチームとなって支えていることは知っていた。この本では、より詳細を知ることができ、共感できることも多かったし、こんなふうに考えていいんだ!た勉強にもなった。悲しいできごともあるが、カータンさんはおもしろく、ユーモアをそえてくれるのだ。

    ブログを読んでいて、日頃からカータンさんはとても暖かい人だなぁと感じていたが、ご家族も、登場する方々おともだちも、みなあたたかい。すてきなのですよ。うまく言葉にできないんだけど、大ファンです。これからもカータンさんブログを追いかけたい!カータンさんよろしくお願いします!

    20230913

  • ブログを読んでます。姉妹で介護できて愚痴を言い合える仲良しさに羨ましさを感じてて、その後のお姉さんの喪失感はいかばかりかと。

  • 介護問題が身近になる中で、妻からの推奨で読了。
    とても素敵な家族関係であっても、細かいところまで色んなことが起こるし、ストレスも多いこと、でもその現実を事前に本書から学んで備えておくことが、少しでも家族全員の幸福に繋がると感じた。
    お姉さんの件が一番辛いお話です。

  • 視力を失った父が施設に入所。認知症となった母は一人暮らしを継続。姉妹二人の協力介護。子供になっていく親を看る。奥に悲しみを抱えても、ギャグで笑い飛ばす。「使えるものは使って助けてもらう。自分には自分の人生がある」そう語った姉はもう…。我が身を振り返る。父は他界し、母が施設で暮らす。入院を経ての入所。一度は覚悟したが何とか快復。遠隔からの電話の様子ではまだ元気そう。気苦労は減る。いつか来るであろう自分自身の介護生活。面倒もお金もかけられない。ピンピンコロリで行けるよう、日々気をつけたい。体も頭も心の中も。

  • 両親ともにピンピンとはいえ”予備軍”であることは間違いないので、今回も自分事として重ね合わせるように想像しながら読みました。
    ホームに看取り対応の可否があるなんていうことも知らなかったけど、こういうのはケアマネさんと関わるようになったら教えてもらえるのかな?
    もしも人次第だとしたら、ここで知っておいてよかったと思えるかも。
    マンガなのでスッと頭に入りやすく、ケアマネさんとのやり取りやチームで助けてもらえること、ショートステイのことなどイメージしやすかったです。

    「介護の話と更年期の話は同じ=同年代でも差が大きい」というのは納得。
    身近に同じような境遇の人がいなければSNSに同志がいるはず。とにかく一人で抱え込まない。
    カータン姉妹がうらやましく思えていた一人っ子の自分の肝にしっかり銘じておきたいです。

    お父さんの看取りのシーンは「ここまでよく頑張られましたね」という気持ちで読めたし、葬儀のくだりもどこかホッとした気持ちで読んでいたけど、エピローグでお姉さんが亡くなったことを知って、会ったこともないのにものすごくショックを受けました。
    あれだけ色々頑張っていたお姉さんが…と気がつけば漫画を通じてものすごく感情移入していました。
    今更だけど、お父さんもお姉さんも、どうかどうか安らかに。

  • 介護当事者として共感しまくりでした。
    また、ホームの話が最近見えてきた自分には有用な情報もたくさんありました。

    一人で抱え込まない。

    ほんとにこれが大事だよね、を実感できる一冊だと思います。

  • 友だちの介護の話とだぶらせつつ読んだ。
    本当は大変なことを明るく話してくれているので、重くならずにいろいろ考えられる。

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著者プロフィール

人気主婦ブロガー。2007年にブログ「あたし・主婦の頭の中」を開設。コミカルなイラストで日常を赤裸々に描き、主婦層を中心に人気が爆発。「Japan Blog Award 2008」総合グランプリ受賞、「livedoorブログOF THE YEAR 2015」最優秀グランプリ受賞、以降殿堂入り。月間アクセス数は800万超、ブロガーとして確固たる地位を確立。近年は親の介護を中心に記事を投稿。悩みながらも体当たりに取り組む様が多くの共感を呼んでいる。主な著書に『健康以下、介護未満 親のトリセツ』(小社刊)など。

「2023年 『お母さんは認知症、お父さんは老人ホーム 介護ど真ん中!親のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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