- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046216793
感想・レビュー・書評
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タイトル通り
『忍者烈伝』の続き・・・だけど
忍者の世界よりも
織田信長が
どんな思いで
戦国時代を生き抜き
新しい時代を
切り開いていったのかが
感じられる物語だった
信長を取り巻く武将たちの
悔しさ、哀しさ、運命も
ひしひしと感じながら
なかでも
松永久秀のしたたかさは
憎めない魅力を感じた
やっぱり
織田信長好きだなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりにジャケ買いした本。。
日本画を思わせる珍しいジャケットに早速購入!
前作に続く二巻目らしい。。
時は戦国
著しく時代が移り変わっていった時代
衰退の一途を辿る「室町幕府」
各地方に台頭していく数多くの「有能な大名」
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、上杉謙信etc
誰もが一度は耳にする人気戦国大名たち!
その陰に活きる『忍者』たち!!
戦国・忍者ものが大好きな僕ですが、
今までにない忍者像と
この本が持つ世界感に引き込まれて行きました・・・
とにかく面白い!
その一言に尽きると思います!
その後、早速一巻目をゲット!
面白い!
震える感動!
続けて読めば2倍楽しい!
全3巻らしい・・・
続きが待ち遠しい・・・
ありがとうございました!!!!! -
虚実が入り乱れる世界観は僕が最も好む空間なのかもしれない。少ない文献の中で登場人物を設定してあり得ないような視点で描き続けるのが忍びの世界!これを長編で2話書ける才能は羨ましく感じる。
「忍者列伝ノ続」
主人公となる人物は戦国時代の武将ではなく、暗躍した忍びたち。武将たちだけが戦国時代ではなく、この時代は忍びの世界もそうであったと言える。幻術師の果心居士を中心に伊賀も甲賀も入り乱れ!このほとんどが巨のような世界観好きですね~! -
タイトル通り、前作「忍者烈伝」の続き。
伊賀忍者、ヒダリと笹児はまだ存命で引き続き登場するものの、今作の主役は彼らよりも松永弾正と果心居士の方かな。二人とも、特に戦国の三大梟雄に並べられる松永弾正はとにかくしつこくて老獪な悪役のイメージがあったので、あんまり好きじゃなかったんだけれど、今作を読んで、梟雄なりの松永弾正としての生きざまを少なからず感じ取ることができたような気がした。ストーリー自体は、織田信長が天下を取りに行く道のりを追っていくものなので、前作のような忍者の活躍ぶりは然程ないのだけれど、最後の弓削三郎の働きはホントに値千金。忍者という価値を堪能出来た。
このシリーズは三部作なのだそう。果心居士が伊賀の滅亡にどう関わっていくか楽しみ。 -
2巻目。笹次など前作に引き続いて出てくるが、この巻の主役は果心居士と松永弾正。なのに、どうしても織田信長に紙面が割かれて、忍者の暗躍する場面が一巻目より少ない気がする。まあ、忍者は人に知られたら駄目なんではあるが、、、
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「忍者烈伝」の続編.一作目は「飛び加藤」が出てきたが今度は果心居士.笹児など前作からの登場人物も健在.時代はいよいよ信長が天下統一に向けて走り出す.三方ケ原、姉川の戦いや信玄の死など有名な場面も出てくるがその裏でうごめく忍者たちが面白い.また歴史物ではいつも脇役か悪者にされている松永弾正や筒井順慶などが信長以上に生き生きと描かれているのも見落とせない.最後に「つづく」とあるのでまだまだ楽しめそうだ.
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一巻目の「忍者烈伝」を読んで買いました。
面白いです!!
個人的には一巻目の方が好きですが、
時代小説の中では近年まれに見る秀作だと思います。
個人的には・・・
戦国時代に陰で活きた「忍者」たち
素敵です!かっこいいです!
ヒダリ最高!!
(登場人物です・・・) -
1程の勢いはありませんが引き続き良作です。
本書は時系列的にも、1にあたる「忍者烈伝」の続きとなっています。
新たなる登場人物は、果心居士なる幻術師です。
1の続きなのでヒダリや笹次等まだ生き残っています。(本書では笹次のお仕事中心に新しい下忍が登場)
本書の醍醐味は、名を残した忍者ではなくその影で名も無く忍働きをしている下忍です。下忍故に地味ですがその細かい描写はスリリング且つ視覚的で妙にリアルです。
戦国忍を描かせたら、今一番勢いのある作家かも。
戦国の蟹工船、派遣業忍。
今回の伊賀下忍の主なミッションは、幻術師を探し出して討つというものなので、1に比べてアクションは少なめ。
尚、信玄の死を探るために忍び込むミッションでは、敵対者として真田忍が初登場。
本書は織田が台頭し、信玄、謙信が続いて世を去っていく、ほんの数年間を松永久秀、筒井順慶、三好三人衆等曲者揃いの大和地方(現在の奈良県)の武将と天下統一を果たそうとする信長中心にお話が展開します。
寺を焼き、女子供にも容赦しなかったと言われる天魔信長の焼き討ちの内情等が作者なりの解釈で細かく描かれています。
そして、続きが気になる終わり方です。
次回は、伊賀の里がいかにして滅亡して行くかがテーマのようです。