しあわせは子猫のかたち (角川つばさ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 265
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046311467

作品紹介・あらすじ

人づきあいが苦手で、ひっそりと1人きりで生きたいとねがうぼく。けれど、ぼくのひっこした家には、先住者がいた。それは1ぴきのちいさな子猫と、すがたの見えない少女の幽霊で…。日なたぼっこや草花、人々の笑顔をあいする幽霊・雪村との生活は、しだいにぼくの心をとかしていくが!?ことばはなくても通じあう、感動の物語。そのほか「失踪ホリデイ」を収録。小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  •  『しあわせは子猫のかたち』
    幽霊・雪村との生活が、楽しそうだなー。結末に驚き!
     『失踪ホリデイ』(失踪HOLIDAY)
    せっていが好きだった。ナオがクニコに対して思う気持ちが変わっていくところが良かった。

  • 24:先日の「箱庭図書館」の読了ツイートを読んで下さったフォロワーさんが、乙一さんならこれがお勧めですよ、泣きますよ! とプッシュしてくださった一冊。短いながらもきちんとまとまっていて、やさしさに満ちてる。乙一さんの癒しと励まし、そして肯定の物語。

  • 表題作は、人付き合いを苦手とする主人公が、越してきたアパートにいた殺された先住者の幽霊と子猫と生活するうち、偶然にも殺人事件の解決に至り、最後は、彼女達から勇気をもらい、今までの自分を変えていこうと一歩を踏み出す。心温まる物語。そしてなにより子猫の存在に胸をくすぐられました~(*^_^*) 『失踪ホリディ』は、だいぶもったりした印象がありますが、気丈で才気に長けているとお嬢様自身には思わせておいて、実際は「してやったり」のお手伝いさん。話の展開としては、面白い終わり方だったのではないでしょうか。

  • 2011年読了

  • 「しあわせは子猫のかたち」「失踪ホリデイ」の二編を収録。あえて角川つばさ文庫版を、どんなものかと買ってみた。あまり子ども向けの改稿はしていないのか、大人が読める文章にフリガナをふりまくった感じ。ラノベっぽい毒はなく、若い人の孤独とせつなさを書いていてYAらしい作品。「しあわせ……」は男子大学生主人公で自然な感じだが、「失踪……」の女子小学生の語りは後半、大人っぽくなりすぎて少々無理があるように思った。

  • 絵が加わってなお読みやすくなった気がする(*´∀`)
    個人的には乙一さんの「暗いところで待ち合わせ」を
    似たような絵をつけて出版して欲しいです(*^^*)

  • 号泣でした。

  • どんでん返しに抜け目ない。

  • 「しあわせは子猫のかたち」「失踪ホリデイ」の2話。
    2012/7/16

  • どうしても言葉にすることができない思い。心の中に沈殿していた思いを見事に言葉にしてもらったのが、この本。

    同じことを考えている人がこの世の中にいるんだ、と思えたのが救いでした。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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