僕の妻は感情がない 05 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046814562

作品紹介・あらすじ

家電ロボットミーナちゃんと、サラリーマンのタクマくんの新婚生活。家族の周りの世界が、徐々にひろがっていきます。

感想・レビュー・書評

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  • うーん、面白い。
    やりたいことをたくさん詰め込んでいて、それが日常の中に落とし込まれている感じがいいですね。
    色々なロボットが出てきて、それぞれの心、些細なものから人と変わらないものまで見せてくれて、世界が広がったように感じた巻でした。

    ◆SF観
    「ロボットが嫌いで嫌いでたまらないロボットの子もいるの」
    これ、私のSF観とも合致していて、思わず唸ったシーンでした。
    私は機械に心が宿ったら人類は滅ぼされると思っていますが、心を持つということは人を好意的に捉えて人間側に立つ機械もいるだろうと考えています。
    心を持つってそういうことだよなと。
    最初のきっかけが何であっても、心を持つに至ったロボットは、ヒトと同じように様々な可能性があって、規定できないですよね。

    ◆様々なロボットたち
    色々なロボットが出てきましたが、みんな素晴らしいエピソードでしたね。
    個人的に、公園のトロッコ問題の回答は非常の好ましかったです。
    また、絵里栖のエピソードの落としどころが綺麗なものでなかったことが、好印象です。

  • 人間は意味のないことに意味を見出さずにはいられないという下り、長所でも短所でもあるが長所が勝ってる気がする。
    AIに向き合うと人間に向き合うことになる。

  • 「一緒に壊れてあげたかった」

  • Twitterで公開しているネームの漫画もそうだけど、最近、凄すぎる。
    今、その瞬間に居合わせているのは、この先のことを考えれば贅沢なことかもしれない。

  • もう読まない。

  • 杉浦次郎、だんだん凄くなってきた。差別するAI、生物の本能は進化過程で後付けされてきたものなので非効率なプログラムであるなど、近年の知見がさりげなくドラマの中で展開されている。「AIの遺電子」などに通じるテーマだが、杉浦次郎は登場人物の自然な動きの中でそういったテーマや題材が立ちあがって来るのがすごい。レムの作品に通じるかもしれない。才能のある著者だと感じる。

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