- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046816641
作品紹介・あらすじ
10~18歳までに育む!思春期の子どもの心と体の変化から親子の距離感まで、全部マンガでわかる!
今も、そして将来離れて暮らしても。一生、子どもの絶対的な味方でいるために。親も学びの一歩をふみ出しましょう
「反抗期で何を考えているのかわからない」と親の目が届かなくなる不安や、「大学生がストーカー行為で逮捕!」などデートDVや性犯罪のニュースに心が揺れる日はありませんか?そんな時は「性教育」が助けになります。
本書は、思春期の子どもに訪れる男女の心と体の変化はもちろん、なにが暴力や性被害かを知り、自分を守るための考えを家庭で育むことができます。
18歳で成人を迎えるまであとわずか。子どもが自分の力で生き抜く力を養い、親は子の判断を受け止め、変化していく家族の関係を共に学ぶ思春期の「おうち性教育」を始めましょう。
感想・レビュー・書評
-
思春期の子供と共に前に進むために、1つ装備を手に入れたような感じです。
思春期と更年期の時期がかぶる、、うすうす気付いてましたが恐怖でした
こういう時どうしたらいいかの方向性がわかってよかった
思春期への子供の対応が書いてあるのがさらに良かったです!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
性教育というと、真っ先に思い浮かぶのは性交渉のこと。そのあたりをどんな風に思春期の我が子と共有していったらいいのか‥‥とこの本を手に取りましたが、本書に書かれているのはまず、『性』とは『生』のことで、自分と他人を大切にするため、共に幸せに生きるためにはどうすればいいのかということでした。
そして親の子どもに対する関わりが、その後の子どもの行動に密接に繋がっているということがよく分かりました。
例えば思春期になってもう親とはベタベタしたくない子どもに『いいじゃん、好きなんだから』とベタベタするのは絶対にダメ→好きなら相手がイヤがっても性交渉してもいいと思ってしまうor好きならイヤでも性交渉しなくてはいけないと思ってしまうetc
また、男女は平等だけれど、望まぬ妊娠をしてしまった時に体も心も傷付くのは女の子。男の子がそれを理解できるようになるためには、母が生理痛で辛い時には父が率先して家事をするなど、そういう姿を見せておくことが大事。
直接的な話はしなくとも、日々の関わり合いで教えられることはあるのだということが分かりました。
そして親にとって何より大事なのは、思春期の子どもの、選択を尊重して失敗を受けとめること。
はーぁ、なかなかに、難しいですよねー。-
なんなんさん、おはようございます。
「選択を尊重し、失敗を受け止める」
グサッときました。
ついつい口を出してしまうことをやめないとな…なんなんさん、おはようございます。
「選択を尊重し、失敗を受け止める」
グサッときました。
ついつい口を出してしまうことをやめないとな…2023/05/13 -
あゆみりんさん、おはようございます♪
そうなんですよー
性教育云々の前にそこが一番難しいところなんですよねー
親と子は別々の人間!ということ...あゆみりんさん、おはようございます♪
そうなんですよー
性教育云々の前にそこが一番難しいところなんですよねー
親と子は別々の人間!ということをしっかり頭に叩き込まなければ、と思いました。2023/05/13
-
-
読んだ感想、一言で言うと、
『保健体育の教科書にしてほしい!』
これに尽きる。
『日本は性=セックス、生殖』と、捉えがちな人が多い…たしかに。
なんでかって、それは、ちゃんとした知識を得る機会が少なすぎるよー(泣)
『セックス産業の情報は溢れてるが、正しい性教育がほとんどない日本』
『アダルトビデオ=ファンタジーの認識が足りず、現実だと思って行動しちゃう人』
『いやよいやよも好きのうち』
『男の子がスカートめくりするのは好きな女の子だから』
『男らしく女らしく、とは?』
本当の性教育とは、
『自分も相手もたいせつにする』
『相手の同意を得る』
など…
いや〜ためになりました!
マンガ形式なので、読みやすい。思春期の子どもなら、目につくところに本をそっと置いとけば、多分勝手に読むことでしょう…
マイルドな表現、やわらかいイラストなので、
老若男女、どなたにでもおすすめできます(*^^*) -
手に取りやすい装丁と、気軽に読みやすいマンガ仕立て、でもしっかりとした知識が得られ、かつ不安な親の気持ちにも寄り添ってくれる、優秀な性教育の本。
子どもが思春期以降であれば、親が直接子どもにあれこれ教えようとするのはむずかしいけれど、まずは親が正しい知識と対応法を学んでおけば、ふだんの態度にもあらわれるというのは納得。
性教育は同性の親から、が基本だけれど、こういうのって父親はあまり乗り気じゃない気がするのが心配。
ほんとは、学校できちんと教えるプログラムがあればいいのにな。
日本って、遅れてる……。 -
性教育とは生殖にまつわる本能としての性と行為の話ではなく、この社会や他者との関わりの中で健康に幸せを求める文化としての性の話をするもの、と教えてくれる。
子育てと無縁な大人でも読んで良かったなと思う良書。
むしろ子供の頃にこういう本と出会いたかった。 -
自分の身体なのに知らないこと
男の子の身体について恥ずかしながら初めて知ったこと
常識だと思っていたのに違っていたこと
すごくためになった
男の子と話していくのはハードルが高いこともあるけど折をみて伝えていきたいこと多数
あとは自分が子離れしないといけないと実感 -
まだ早いかなと思ったけど、前作がとても勉強になったのでこちらも読んでみた。
結果、読んで良かった!
特に印象的だったのは「性教育は大切だ、と言っても、親側がきちんとした性教育を受けていない」というところと
「自分の身を守るための性教育から、幸せに生きるための性教育へ」というところ。
.
現在の性教育のあり方に私も思うところは色々あって、世の中で議論されているのはなんとなく知ってたけど
生殖と快楽にスポットが当てられた議論が目につくことも多く、そこをセンセーショナルに報じられているので、モヤモヤとしていたのが正直なところ。
でも、性教育はもっと包括的な、個々の多様性に触れる教育なんだな、ということが分かった。
.
臭いものには蓋を、罪には罰を、という慣習を悪く言うつもりは全くないし、
性教育には限らないんだけど、
親子共に正しい知識にアクセス出来るようになることは、強固な信頼関係を構築することは、子ども達が幸せに生きるためにとても大切なことだと思った。 -
「思春期に入ったら、「生殖に関する話」をまず親に聞いてこないからね。聞いてこないのだから、親からも伝えようとしないのがむしろ健全」
いや、その通りだけど、それでいいのかな、と思うからこんな本を手に取るわけで。
「生殖に関する話は中1くらいまでに済ませておきたい」
って、もう、遅すぎるってこと⁉︎
、、、でも、直接話はしなくても、親としてやることはたくさんある、と。
読んでよかった。親も勉強になりました。 -
前作と重複する部分も多いですが、思春期独特の関わり方など重要な項目が追加されていました。
自分の知識をアップデートすることで、子どもがより幸せになれるよう取り組みたいと思います。 -
娘はとっくに大人だけど、まだ嫁入り前なので (この表現が古い?) まにあうかと読んでみたら、もっと大人の私も勉強になった。
○性教育は「いのち・からだ・健康」の学問。自分と他者を大切にするため、共に幸せに生きるためのもの。
○更年期にいいイメージがなかったけど、漢字の「更」は、更新、変更など「あたらしくなる」という意味。新しい人生が始まると考えると違った印象になる。
○プライベートパーツに触れるときは同意をとれる人になる。
○付き合ってるなら当たり前?セックスだけが愛情表現ではない。
○性欲をコントロール。マナーを守ってセルフプレジャーもあり。
○性的に親密になってきたら、セックスが自分と相手にとって幸せなことか、不幸せにつながることか、子ども自身が考えられるように。
などなど
とっても参考になりました。